「多汗症」中医学からみるとどうなるの?

現在の日本では様々な疾患の病態、症状、薬の作用機序は西洋医学の観点からのアプローチがほとんどになっています。これらの病気を中医学の観点からアプローチするとどのように見えてくるのでしょうか。患者様への情報提供にお使い下さい。
西洋医学から見た「多汗症」
多汗症は近年内服薬や外用薬などが多数発売されていることもあり、治療のために皮膚科を来院する患者数が増えてきています。汗のでる状態や場所などにより、全身性多汗症と局所多汗症の二つに分けられ、また、それぞれ原因がわからない原発性と主たる原因があるものに分けられます。患者さんに症状や部位によって外用剤、内服薬、局所注射療法を使い分けたり、併用したりして治療することになります。