こだわり条件を言うのはわがまま？

転職エピソード　その9

たけしさん（仮名・30歳）　男性・パート希望

　新卒から働いていた薬局がオーバーワークすぎて体調を崩し、仕事を辞めざるをえなくなったたけしさん。その後、3か月ほど休み、再就職を考え始めた。まだ万全ではない彼が考えたのが、まずはパートから始め、のちに正社員になる方法。面接を2社受け、彼が決めたのは処方枚数の落ち着いている大手調剤薬局だった。双方合意のもと入局し、半年後、見事正社員になったのであった。

向上委員会から辛口アドバイス

《コンサルタント熱血キャリ男》

コンサルタント熱血キャリ男

　熱いアドバイスがモットーのコンサルタント・熱血キャリ男が、今回もお相手をつとめさせていただきます。
　たけしさんは、ご相談にいらっしゃって間もない頃、「自分のわがままで申し訳ないです」と言っていたのですが、これはまったくわがままなんかじゃないですよ！　最初はパートで働いてみて、「ここなら大丈夫そう」と確認して正社員になる方はよくいらっしゃいます。良くも悪くも働いてみないとわからないこともありますからね。たけしさんのようにパートでゆったり働きながら体調を整えていきたいと思っている方や、家事や育児、趣味などと両立したい方々には堅実な方法だと思います。
「じつは○○という希望があるけれど、わがままだと思われるからコンサルタントに言うのはやめておこう…」と遠慮する方がいますが、希望条件は、はっきり言っていただいた方が求人を見つけやすくなります。沢山あってもかまいません。このような希望はコンサルタントにしっかりと伝えましょう。そうすれば、担当コンサルタントが希望に合ったところを探してご紹介いたします。
　以前も辛口でアドバイスしましたが、言わないまま決めてしまうと、後悔することにもなりかねません。「やっぱりこれだけは譲れない」といった強い希望はもちろん、少々言いにくいことでも、思いきって伝えてみてください。「言ってみるもんだな」と思うようなラッキーもあるかもしれませんよ。
　私たちは、たけしさんのように体調や、ご家庭などで皆さんがさまざまな事情を抱えながらご相談にいらっしゃることを承知しています。どんなお悩みもドーン！　と受け止めます。コンサルタントに遠慮は無用です！