薬剤師のための転職・求人コラム

更新日: 2024年6月5日 薬剤師コラム編集部

いつがベスト?薬剤師の転職時期を年代別、目的別に解説

薬剤師のための転職・求人コラム「薬剤師」「転職」「時期」
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薬剤師の転職にベストな時期はあるのでしょうか?
実は転職する目的や薬剤師の年齢によって、転職に有利なタイミングは違ってきます。
また、1年の中でも転職しやすい時期と難しい時期があります。

ここでは、スムーズな転職を成功させるためにベストなタイミングと必要な準備について解説します。

薬剤師の転職にベストな時期

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1年の中で転職に適した時期は、どのような転職活動をしたいかによって変わってきます。
希望する求人を早く見つけるためにも、自分の目的に合ったベストな時期を知っておきましょう。

求人数が多い1〜3月

薬剤師の求人は年間を通してありますが、退職者が多くなる1月から3月の間は特に求人数が増加します。1年の中で最も求人が多くなる時期でしょう。
選択肢が多くなるので、できる限り多くの種類の求人を比較検討したい人にはおすすめの時期です。

ただ、求人数が多い時期は転職希望者も集中しやすく、転職難易度は高くなりがちです。
人気の高い求人は応募が殺到するなどして高倍率になることも考えられます。
希望に合う求人を見つけたら、早めの応募を心がけましょう。
いつでも対応できるように、応募書類の作成や面接対策などは事前に入念な準備が必要です。

ボーナス後の1月、7月

ボーナスを貰ってから転職したいと考えるなら、ボーナス支給後の1月、7月が転職のタイミングになります。
このタイミングで転職する人は多いため、1月と7月は求人数も増加します。
人手不足を補うために、思いがけない好条件の求人が出てくる可能性もあるので、こまめに求人情報をチェックしましょう。

一つだけ注意をしておきたいのは、会社に退職の意思を伝えるタイミングです。
退職日がボーナス支給の条件をきちんと満たしているか、支給規定をしっかりと確認した上で退職の手続きに入りましょう。
有給休暇の消化等も考慮するなら、ボーナス支給後1〜2カ月後を目安にして、引き継ぎを済ませた上で転職するのが望ましいでしょう。

落ち着いて転職活動するなら7〜10月

じっくりと腰を据えて転職活動をしたい、あるいは転職後の新しい職場にスムーズに慣れたいと考える人は、求人の競争がトーンダウンする7月から10月の時期がおすすめです。
比較的職場が落ち着いている時期なので、新しい環境に慣れるのにもちょうど良いといえます。

また、この時期の求人は、冬の繁忙期に備えての計画的な求人であることが多いので、丁寧な教育や指導も期待できそうです。
採用する側も応募する側も落ち着いて相手を見極められる時期だといえるでしょう。

転職後の教育を重視するなら4月

薬剤師としての経験がまだ浅く、転職後の仕事に不安があるなら、新卒採用と同じ4月に転職する方法もあります。
4月なら新卒と同じ新人研修を受けられる可能性があり、業務を一から学ぶことでその後の仕事への不安を軽くすることができます。
未経験の職種にも挑戦しやすい時期といえるでしょう。
ただ、研修については転職先によって違いがあるので、転職後の教育体制が整っているかどうかはきちんと確認しておきましょう。

また、本来4月は求人倍率が高く、転職の難易度は非常に高い時期です。
人気の求人には応募が殺到します。応募書類の内容や面接については入念な対策が必要です。

薬剤師が転職を考える3つのタイミング

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仕事を続けていく中で、薬剤師が転職を考えるタイミングはどんなときでしょうか。
生活の変化や働き方への考え方が変わったときなど、転職のタイミングにはいくつかのパターンがあります。
ここでは大きく3つのタイミングについて解説します。

キャリア形成を考えたとき

薬剤師としてある程度のキャリアを積み、今後さらなるキャリアアップを目指したいと考えるなら、転職はステップアップのための有効な手段となります。
この場合、何を目的として転職するかが重要です。
より専門性の高い仕事へとスキルアップしたいのか、管理薬剤師などの責任ある立場を目指して年収アップを狙うのか、目的によって選ぶべき転職先も変わってきます。

もし、いまの職場では自分のキャリアを十分に生かせないと感じているなら、まずは積極的に情報収集を始めてみてはいかがでしょうか。

結婚・出産・育児

結婚、出産、育児という大きなライフイベントごとに、生活は変化していきます。
特に女性の場合は、その影響が大きいと言えるでしょう。
ライフスタイルの変化にこれまでの仕事が合っていないと感じたら、自分の人生設計を検証し、優先順位は何かを見極めることが大切です。
家事や育児のために残業が少ない職場や短時間勤務が可能な職場に転職する、あるいは育児が落ち着いたタイミングで再びフルタイムでの再就職を目指すなど、転職のパターンはさまざまです。

また、家庭と仕事の両立を図るには家族の協力も大切です。
家族からのサポート体制を整えておくことも、スムーズな転職の助けになるでしょう。

ワークライフバランスを考えたとき

残業が多くて心身ともに疲弊していたり、職場の人間関係にストレスを抱えていたりして、もうこれ以上この職場で働き続けるのは難しいと感じる方もいるでしょう。
あるいは家族の病気や介護といった事情から、転職や退職を余儀なくされることもあるかもしれません。
自分のための時間をもっと有効に使いたくて転職を考える場合もあります。

いまの働き方が自分や家族の生活と合っていないと感じるなら、キャリアを生かしつつ、自分にも家族にも負担の少ない働き方を探してみることをおすすめします。
自分の優先順位をどこに置くのか、仕事と健康のバランスをどう取るのか、それらをしっかり考えた上で、希望に合った職場を探しましょう。

薬剤師の転職と年齢の関係

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薬剤師の年齢は転職のタイミングに大きく関係します。
転職をスムーズに進めるためには、それぞれの年代ごとに求められる条件を知っておくことが大切です。

第二新卒

第二新卒とは、新卒で就職した後、1~3年で転職を考える社会人のことです。
即戦力とはならなくても、基本的なビジネスマナーは身につけている第二新卒は、近年どの職種でもニーズが高まってきています。
薬剤師についていえば、調剤経験が1年以上あれば、基本的な調剤スキルと知識を備えた有望な人材として、転職活動も有利に進む場合が多いです。
病院や調剤薬局では、新卒よりも第二新卒を積極的に採用しようとするところもあるほどです。
これは、新卒より教育コストが低くて済む点と、経験が浅いゆえに新しい職場に馴染みやすいという柔軟性が重宝されるからです。

とはいえ、働き始めて数カ月から1年未満での転職はあまり得策とはいえません。
採用してもすぐにやめてしまうのではないかという懸念を、採用担当者に抱かせやすいためです。
やむを得ない事情がある時は別として、少なくとも1年以上は同じ職場で経験を積んだほうが、転職には有利になります。

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ポテンシャル転職が期待できる20代

ポテンシャル転職が期待できる20代
ポテンシャル採用とは、いま持っているスキルや実績よりも、これから発揮されるであろう潜在的な能力や伸びしろを重視して採用する方法です。
今後の成長を見込んでの採用なので、経験やスキルがそれほどなくても採用される可能性があります。

知識の吸収が早く、固定概念にとらわれない柔軟性を備えた20代はポテンシャル採用を狙いやすい年代です。
思い切って異業種にチャレンジしてみたい場合などは、ポテンシャル採用を狙ってみるのも良いでしょう。

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キャリアアップが見込める30代

ある程度スキルや経験を積み重ねた30代になると、今後のキャリアアップについても考え始める方もいるのではないでしょうか。
即戦力として期待できる30代なら、転職も比較的有利に進められます。
管理薬剤師などの責任ある立場を任されることも多く、転職によって大きく年収アップする可能性もあるでしょう。
年収アップは仕事のモチベーションにもつながり、今後のキャリア設計にも大きく影響します。

30代は、今まで培ってきたスキルや経験を糧に、自分をより成長させるための転職が可能になる年代といえます。

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40代以降の転職は慎重に

40代以降の転職には、注意すべき点がいくつかあります。

40代はすでにそれまでの職場でキャリアを積んでいることが多いため、新たな採用にあまり積極的ではない求人先が多くなります。
ベテランの薬剤師は採用コストが高くつくことがその理由です。職種によっては転職により年収が下がることもあるので、慎重に見極めましょう。
定年までの年数も短いためポテンシャル採用を狙える可能性も低く、転職難易度は高くなるといわざるを得ません。
しかし、自分の持つキャリアや専門性が生かせる職場を探せば、40代からの転職も十分に可能です。

あるいは、体力的に厳しいと感じて働き方を変えたいと思う方もいるかもしれません。
そのような場合は、給与減にはこだわらないなど、自分の中の優先順位を見極めることが必要になります。

40代以降になると、10年後20年後を見据えた人生設計が重要になってきます。
給与、勤務時間、定年後の再雇用制度などが自分の希望に合っているかどうか、転職前にしっかりとチェックしておきましょう。

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薬剤師の転職活動にかかる期間とスケジュール

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転職活動をする際に知っておきたいのが、転職に必要な期間です。
実際に転職するための具体的なスケジュールを把握しておきましょう。

転職活動にかかる期間は1〜2カ月

薬剤師の転職に必要な期間は平均して1〜2カ月です。
応募から内定までがおよそ1カ月、さらに現在の職場の退職手続きと引き継ぎ期間を合わせると、2カ月は必要と考えておきましょう。
内定がなかなか決まらなかったり、応募先が面接を2度、3度と行う企業であったりすると、転職活動にかかる期間はもっと延びてしまいます。ある程度、日程の余裕を持って転職活動に取りかかりましょう。

1~2ヶ月も待てない、1か月未満で急いで転職したい、という場合は、転職エージェントを利用しましょう。紹介会社は、急募している薬局や病院の求人を持っています。なかには、中3日程度で決まるケースもあります。
一人で転職活動をするより、転職エージェントに連絡し、ぜひコンサルタントに相談してみてください。

転職活動のスケジュール

次に転職活動のスケジュールを順番に見ていきましょう。

1 転職の理由・方針を整理する
転職活動を始める前に、転職したいと思った理由を自分なりにきちんと整理しておきましょう。
人間関係が原因なのか、仕事の内容や勤務体制が理由なのか、給与面なのか、それによって次の転職先をどこにするかの方針が決まってきます。
同じ理由で再び転職を繰り返すことにならないよう、しっかりと頭の中を整理して転職活動に臨みましょう。

2 今の職場の就業規則を確認する
スムーズな転職を成功させる秘訣の一つが、現在の職場を円満に退職することです。
退職をめぐる余計なトラブルがあると、自分も職場も疲弊しますし、転職先にも迷惑をかけるかもしれません。
退職する場合はいつまでに申し出なければならないのかなど、退職に関係する規則について就業規則を確認しておきましょう。

3 転職活動を開始する
転職活動には、ハローワークや求人広告などを利用する方法もありますが、現在は転職サイトを使うことが主流です。

薬剤師の求人を専門にした転職サイトを利用しながら、効率よく情報を集めましょう
薬剤師専門の転職サイトでは、一般には出ていない非公開求人を紹介してもらえることもあります。
また、コンサルタントから転職のタイミングや応募書類の作成ポイントなどのアドバイスを受けることもできます。
このようなサイトを上手に利用して、納得できる転職活動を進めていきましょう。

4 内定
応募してから内定をもらうまでの期間は応募先によって異なります。
たとえばドラッグストアや調剤薬局なら一般的に2~3週間、病院なら1カ月前後とやや差があります。
企業は面接の回数も多く、内定まで1~2カ月と長期的になる傾向です。
転職を希望する時期から逆算して、余裕のある計画を立てましょう。

5 現在の職場に退職を伝える
転職先が決まったら、就業規則に基づいて現在の職場に退職の旨を伝えます
薬剤師の場合は勤務のシフトを組む都合上、なるべく早めに知らせておくほうがトラブルが少なくて済みます。
遅くとも1カ月前までには退職する旨を伝えましょう。
引き継ぎをきちんと済ませて、スムーズに退職の日を迎えられるようにしたいですね。

6 転職
いよいよ新しい職場での仕事を始めることになります。
謙虚で前向きな気持ちをもって、新しい仕事に取り組んでいきましょう。

ただ、短期間で転職を決めた場合などは、転職先の情報収集が十分でなかったばかりに思わぬ後悔をしないとも限りません。
雇用条件が違う、思っていた以上に残業がある等の不本意なトラブルに見舞われないよう、面接ではしっかりと質問し、雇用契約書の内容もきちんと確認しましょう。

薬剤師の転職に関するQ&A

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転職に適した時期や年代、転職活動の具体的なスケジュールについて見てきましたが、他にもいくつか気をつけるべきポイントがあります。

職場が合わなかったらすぐに転職してもよい?

A.せっかく転職したのに、聞いていた条件と違ったり、職場の雰囲気や人間関係に問題があったりした場合、どうすればいいでしょうか。

どうしても改善の余地がなく、転職する以外に自分を守れない場合はやむを得ませんが、そうでない場合にはなるべく1年以上は勤務したほうが、その後の転職活動が有利に運べます。
前職が1年未満での転職の場合、採用する側はどうしても、またすぐにやめてしまうのではないかというネガティブな印象を持ってしまいます。
もし、やむを得ず1年未満で転職をする場合は、採用担当者を納得させる理由を準備しておくのがベターです。

薬剤師としてブランクの時期があっても転職できる?

A.一般的に、ブランクの期間が長くなるにつれて薬剤師としての転職は難しくなります。
ブランクが長いと採用側にとって即戦力として期待しにくくなりますし、仕事に慣れずに早期に退職されてしまうのではないかという懸念を抱かれてしまうからです。
なるべく2年以内には復職することをおすすめします。
もしブランクの期間が長い場合は、そうせざるをえなかった理由を伝えられるよう準備しておきましょう。

家庭や育児と両立しやすい転職先はどう見分ける?

A.薬剤師には女性が多いので、家庭や育児と両立しやすい制度が整った職場も多くあります。
自分の条件に合わせて、残業や休日出勤はないか、時短勤務が認められているか、産休育休制度が充実しているかなどをチェックしていきましょう。
ただし育休制度については、転職後1年未満は取得できない等の規則を設けている会社もあるので、確認が必要です。
近くに保育園や幼稚園があるなど、子育てしやすい環境にある職場を探してみるのも良いかもしれません。

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まとめ

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薬剤師の転職にベストな時期について、年齢や転職の目的などさまざまな方面から見てきました。
薬剤師のニーズは高く、ベストな時期を選ぶことで、働き方の形をさまざまに変えていくことが可能です。
スムーズに転職を成功させて、より自分に合った働き方を実現してくださいね。

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薬剤師コラム編集部

「m3.com」薬剤師コラム編集部です。
m3.com薬剤師会員への意識調査まとめや、日本・世界で活躍する薬剤師へのインタビュー、地域医療に取り組む医療機関紹介など、薬剤師の仕事やキャリアに役立つ情報をお届けしています。

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