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薬剤師のための転職・求人コラム

更新日: 2024年6月19日 薬剤師コラム編集部

【薬剤師の転職】履歴書の書き方とポイント(サンプル・例文つき)

薬剤師のための転職・求人コラム「薬剤師」「年収」「1000万」
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転職活動の際に最初のステップとなるのが履歴書の作成です。
しかし、いざ履歴書を書くとなると、どう書けば転職先にアピールできるのか、難しく感じる方もいるのではないでしょうか。
ここでは、基本的な履歴書の書き方について説明します。

履歴書と職務経歴書の違いは?

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履歴書と職務経歴書は似たような目的で使われるものですが、その目的や内容には違いがあります。
履歴書は、個人の基本的な情報や、学歴、職歴、資格などのプロフィールをまとめた文書です。

職務経歴書は、これまでの職務や、そこで担当した具体的な業務内容や実績を記述した文書です。
採用担当者に自分のアピールポイントが伝わるように、それぞれの目的に合わせて書いていきましょう。

履歴書を書くポイント

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履歴書は、書かれている経歴などの内容も大切ですが、マナーに沿って、読み手のために書かれているか、という書き方にも注意しなければなりません。

履歴書は手書きが有利?

応募先からの指定が特になければ、手書きでもパソコンでも自分が書きやすいほうで作成してかまいません。
採用担当者によっては「人柄が伝わるから」という理由で手書きが好まれる場合もあるので、応募先の採用傾向が確認できるようであれば対応するとよいでしょう。

履歴書作成の注意点

手書きの場合は、黒のボールペンを使用し、わかりやすい字で丁寧に書きましょう。
間違った場合でも修正液は使わず、また新しく書き直します。
誤字脱字は厳禁です。書き終わったときに、必ず全体を見直ししましょう。

履歴書の中に空欄があると、熱意がないように見えてしまいかねないので、できるだけ空欄を作らないようにしましょう。
志望動機などの文末は「です・ます」で統一します。

読み手のことを想像しながら書く

履歴書とは、採用担当者に自分の経歴や人となりを伝え、「この人と働きたい」と思ってもらうためのツールです。
履歴書作成の注意点としてあげたことは、単なるテクニックではなく、読む人に自分の転職への思いを伝えるために行うことです。
読み手にスムーズに自分の思いが伝わるように、読む側の立場に立って履歴書を書きましょう。

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履歴書の書き方(サンプルあり)

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ここからは、項目ごとに履歴書の書き方のポイントを解説します。(履歴書のサンプルもご紹介します)

履歴書のサンプルはこちら

日付

実際に履歴書を書いた日ではなく、履歴書を提出する日付を記入します。郵送の場合は投函日、面接で持参する場合は面接の日を記入しましょう。

履歴書全体を通して、西暦か元号で統一します。

写真

写真は3×4cmのカラーの証明写真を貼付します。スナップ写真やプリクラはNGです。スーツを着用し、3ヵ月以内に撮影したものを使いましょう。

写真は第一印象を左右する重要なものです。清潔感があり、誠実な印象を与えることを心がけましょう。

氏名

「ふりがな」とある場合はひらがな、「フリガナ」とある場合はカタカナで記入します。

生年月日

生年月日も西暦または元号で他の部分と統一して記入します。年齢には記入日の満年齢を書きましょう。

住所 電話番号 メールアドレス

住所は都道府県から始め、アパート・マンション名まで省略せずに書きます。
電話番号は、固定電話または携帯電話のどちらでもかまいませんが、すぐに連絡がつくほうを書くのがベターです。メールアドレスは、PC用のアドレスを書くのが一般的です。現職のメールアドレスを書くのはNGです。

学歴

学歴と職歴は分けて書きましょう。
中学校の卒業年次から始め、高校の入学・卒業、大学の入学・卒業、と、最終学歴まですべて記入します。学校名は正式名称で書き、大学は学部や学科まで正確に記入しましょう。

職歴

学歴のあとに1行空けて、職歴を書き始めます。
1社目から現在までに勤務した職場の入社、退社を順番に記入しましょう。(株)などのように省略せず、病院名や「株式会社」「有限会社」などはすべて書きます。

退職については「一身上の都合により退社」「契約期間満了により退社」と、在職中の場合は「現在に至る」「現在在職中」と書きましょう。
さらに、最終職歴から1行空けて「賞罰」を記入し、特にない場合は「なし」と書きます。
最後の行の右端には「以上」と記します。

資格・免許

資格や免許を取得した順に、正式名称で書きます。薬剤師免許はもちろん、認定・専門薬剤師の資格もあれば記入します。
現在、資格を取得するために勉強しているものがあれば、取得予定時期も含めて記入しておきましょう。

志望の動機、自己PRなど

履歴書のなかでもっとも重要な部分です。応募先で働きたい理由、入職後にやりたいことなどを丁寧に記述します。
「なぜここで働きたいのか」「自分の強みを生かしてどのように貢献するのか」「入職後に挑戦したいこと」などについて、できるだけ具体的に書きましょう。

応募先の経営方針や取り組みをチェックし、どんな薬剤師を求めているのかを把握したうえで、「応募先が求めている人材」と「自分の強み」がマッチしていることをアピールします。
文章量が少ないと熱意が少ないように見えてしまうので、空欄が適度に埋まるように配慮しましょう。

本人希望欄

原則として「貴社の規定に準じます」と記入します。職種や勤務地の希望は書いてもOKですが、年収については履歴書には書かず、面接で確認するようにしましょう。


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【例文】採用担当者にアピールする志望動機の書き方

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志望動機は、転職先の採用担当者に「この人と一緒に働きたい」「この人にこの職場を任せたい」と思ってもらうことが大切です。
ここからは、いくつかのパターン別に志望動機の例文をご紹介します。

(例文)調剤薬局からドラッグストアに転職する場合

保険調剤薬局で勤務して患者様とかかわるなかで、病院にかかった際の服薬指導だけでなく、日常生活を健康にすごしていただくための力になりたいという思いが強くなりました。今後は、地域に根ざしたドラッグストアの薬剤師として、調剤業務を行うと同時に、普段の生活のなかでのサプリメントの選び方や生活習慣の改善方法などを提案していきたいと考えております。

(例文)キャリアアップのために転職したい場合

これまで働いていた門前薬局では、患者様とコミュニケーションをとりながら、地域の方々の健康維持に貢献できることにやりがいをもって働いてきました。その中で、今後はより大きな視点で薬局経営にかかわりたいと考えるようになりました。管理薬剤師やエリアマネージャーなどへの研修制度が整っている貴社に入職し、薬局勤務からスタートして、ゆくゆくはマネジメントに携わり、スタッフが働きやすく、患者様に選ばれる薬局を作りたいと考えています。

(例文)家の近くにパートで転職したい場合

子どもが産まれて、地元の病院に通うことが増えました。その経験を通して、地域医療の大切さをより感じるようになりました。今後は、これまでの職場で身につけたスキルを生かし、子どもの親としての利用者側の視点も持って、この地域の医療に貢献していきたいと考えております。

職務経歴書を書くポイント

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職務経歴書とは、履歴書で記載した職歴をさらに具体的に説明したものです。
これまで仕事をするなかで担当したポジションや役職、習得した知識やスキルを丁寧に説明して、自分の強みをアピールしましょう。
ここでは、履歴書とは違う職務経歴書を書く際のポイントについて説明します。

職務経歴書はパソコンで作成

長い文章が中心となるため、読みやすくするためと同時に、PCでの文書作成能力を示すため、必ずパソコンで作成します。

文章は「です」「ます」調を使い、A4サイズの用紙1〜2枚に簡潔にわかりやすくまとめましょう。

フォーマットは2種類

職務経歴書には、履歴書のようなフォーマットはありませんが、一般的に、時間の流れに従って経歴を記載する「編年体形式」と、スキル・職種別に経歴を記載する「キャリア形式」の2パターンに分かれます。
職種が固定されている薬剤師の場合は、編年体形式のほうが書きやすいでしょう。

自分の強みをアピールする

これまで経験した仕事を書き、そこで経験したことや得たスキル、自分の得意な分野や特性を示して自分の強みをアピールしましょう。
自分の強みが転職先のニーズに合っていることを示すことができれば、他の候補者との差別化ができ、採用がぐっと近づきます。

職務経歴書の書き方(サンプルあり)

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ここからは、項目ごとに職務経歴書の書き方のポイントを解説します。(職務経歴書のサンプルもご紹介します)

職務経歴書のサンプルはこちら

職務要約

これまでの職歴と仕事の内容、そこで得たスキルを簡潔にまとめます。在職中の場合は、現在担当している業務内容にも触れましょう。一般的に200〜300字でまとめることが多いようです。

職務経歴

時系列で「勤務先の企業・団体名」「在籍期間」「業務内容」などを記載します。「業務内容」は、調剤業務(1日の処方箋数も記載)や服薬指導(担当科目)、薬剤管理、DI業務など、できるだけ詳しく書きましょう。また、管理薬剤師や店長、エリアマネジャーなどの役職に就いていた場合は、その旨を記載します。
記述する順番は、古い経歴順でも、新しい経歴順でも、どちらでもかまいません。

生かせる経験・知識・技術

これまで担当した科目や、知識、スキル、マネジメント経験などを、箇条書きで簡潔に書きます。薬剤師としての専門スキルだけでなく、業務全般に通じるビジネススキル(PCスキル、マネジメントスキル、コミュニケーションスキルなど)も記入しましょう。

資格

資格を取得した順に、正式名称で書きましょう。薬剤師免許はもちろん、認定・専門薬剤師の資格も保有しているならば必ず記入しましょう。

自己PR

「職務経歴書」で一番重要な部分です。「これまでのスキルや経験」「自分が応募企業で貢献できること」「入社後に挑戦したいこと」の3点をふまえて作成します。要点がぼやけないように、300字程度で簡潔にまとめましょう。自分が持っているスキルや経験がどのように転職先で生かせるかが伝わるように、自分の強みをアピールしましょう。

まとめ

履歴書と職務経歴書は、転職の最初のステップとなる重要な書類です。作成する際には、自分のこれまでのキャリアと、転職する理由をしっかり整理しておくことが大切です。
転職先の採用担当者に自分のアピールポイントが伝わるように、丁寧に作成することを心がけましょう。

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薬剤師コラム編集部

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