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薬剤師のための転職・求人コラム

更新日: 2025年6月6日 薬剤師コラム編集部

薬剤師の転職、面接で落ちないためにはどうする?NG例を徹底解説

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転職活動をしていて、書類選考は通ったのに面接で落ちてしまったという経験はありませんか?
せっかく面接まで行ったのに、そこで落ちてしまうととてもショックですよね。

面接中は、こちらが思っている以上のことを相手から見られ、評価されています。
ここでは、どうして面接で落ちてしまったのか、どうすれば落ちないのか、転職面接でのNG例とその対策について解説します。

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【薬剤師の転職】面接で落ちる人の特徴

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最初に、面接でやってはいけない例を挙げながら、面接で落ちてしまう人の特徴を解説します。

言葉遣いや話し方が悪い

話し方がぞんざいだったり、敬語が使えていなかったりすると、評価としてはかなりマイナスになります。
面接官は、話し方や話す態度を見て、あなたの患者さんへの対応の仕方を想像します。
友人同士で話すときのようなため口や省略言葉を多用するのは避けましょう。早口や声が小さいといった、聞き取りにくい話し方は印象を悪くします。

また、きかれたことに対して長々と一方的に話し続けるのもNGです。何を伝えたいのか結論が見えず、コミュニケーションが上手ではない人と思われてしまいます。

好印象を与えるためには、明るくはきはきした口調で簡潔に、わかりやすく丁寧に話すことを意識しましょう。

ネガティブな印象がある

自己紹介のとき、謙遜のつもりで自分の能力を低く言ったり、何もできないというふうに表現したりすると、かえって仕事への意欲がないというマイナスイメージを与えてしまいます。
面接では、必要以上の謙遜は不要です。
なるべく自分のいいところをアピールし、短所については、それを補うためにどのような工夫をしているかを前向きな表現で伝えると印象がアップします。

また、転職理由を聞かれた場合、前職への不満を述べるのはNGです。仕事への不満が多く、協調性がない人という印象を与えてしまいます。
転職のいきさつについてはポジティブな言葉を選び、前向きな理由であることを伝えましょう。
面接では、ネガティブな言葉は極力使わないことが鉄則です。

志望動機が弱い

志望動機に説得力が感じられないと、採用される確率が低くなります。
ただ漫然と、スキルアップがしたいからと述べるだけでは具体性がないと判断されますし、調剤経験を積みたいという理由なら、他の薬局でもいいのではないかと思われます。

数ある企業の中から、なぜこの職場を希望するのか、ここでなければならない理由は何かということを具体的に伝えられなければ、面接で選ばれるのは難しいと考えましょう。
志望動機はしっかりと練り上げておく必要があります。

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時間を守らない

時間を守ることは一番基本的なビジネスマナーです。
面接時間に遅刻したり、ぎりぎりの時間に飛び込んだりするようでは、ビジネスマナーがないと判断されてしまいます。

指定された時間の5分前までには余裕を持って到着し、事前に身だしなみをきちんと整えておくようにしましょう。
万一、交通事情などで遅刻しそうな場合は、なるべく早めに先方に連絡を入れるようにしてください。

清潔感がない

髭を剃っていない、爪が伸びている、シャツの襟や靴が汚れている、メイクが派手、華美なアクセサリーやネイルをつけている…、このようなことはありませんか?
面接での第一印象は身だしなみによって決まってしまいます。
場所や職業にふさわしい服装選びや身だしなみができるかどうかには、その人の普段の生活態度や価値観が反映されます。

特に薬剤師は、患者さんと接する機会が多い職業です。
面接官は、患者さんと接する立場としてどのような意識を持ってあなたが日々過ごしているかを見ようとしているのです。
髪や髭、爪などが伸びすぎているのは不衛生だと思われますし、皺や汚れの目立つ服ではだらしない人と思われます。

清潔感のある落ち着いた服装を選び、薬剤師として信頼できると思われるように気を配りましょう。

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薬剤師の面接時の服装は?

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身だしなみや服装が、面接での第一印象を左右する大事な要素であることはおわかりいただけたでしょうか。
では、具体的にはどんな服装がいいのでしょうか。
ここでは、面接にふさわしい服装のポイントについて解説します。

面接のときはスーツが基本

職種を問わず、面接のときはスーツが基本と考えましょう。
特に薬剤師は、医療関係者という職業柄、清潔感が一番に求められます。
患者さんと直接接する機会も多い仕事のため、落ち着いた印象を与えられるような服装がいいでしょう。

スーツは黒や紺、グレーなどベーシックな色のもの、インナーシャツは男性は白が基本です。女性も白が基本ですが、淡いブルーや薄いピンクなど、清潔感のある落ち着いた組み合わせもおすすめです。
女性の場合はジャケットを着用すれば、中は無地のワンピースでもかまいません。
靴は黒のプレーンなもの、鞄はできれば自立する形のものがスマートです。

服装も小物類も、奇抜なデザインのものは避け、ベーシックな形と色でそろえておくとよいでしょう。
また、匂いのきつい整髪料や香水は避けましょう。

「私服でお越しください」と言われたときは

最近は、面接時は私服でお越しくださいと指定してくる企業もあります。
何を着ていこうか迷ったときはスーツが無難ですが、とはいえ企業側の意図を無視するわけにもいきません。企業としては、リラックスした雰囲気を作りたいと考えている場合もあるからです。

こういう場合は、カジュアルに傾きすぎない、オフィスカジュアルを選ぶといいでしょう。
女性ならジャケットとブラウスに、膝丈スカートかパンツスタイル、男性は紺ブレのようなジャケットにワイシャツとスラックスというふうに、スーツに準じた服装、あるいはスーツのインナーを少し変えた感じをイメージするとわかりやすいかもしれません。

「私服で」と言われたからといって、あまりラフすぎる格好や過剰なおしゃれをするのは好ましくありません。
あくまでビジネスの場であることを念頭に置いて、落ち着いた雰囲気をイメージして服装を選びましょう。

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【回答例つき】薬剤師の転職の面接でよくある質問

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薬剤師の転職の面接で、必ず聞かれると言っていいのが以下の質問です。
どんなふうに答えれば印象がアップするのか、NG回答例とOK 回答例を合わせて解説します。
自分の場合はどう答えるのがを考える参考にしてください。

志望動機

志望動機を述べる際は、応募先の企業理念や独自の特色などをよく理解したうえで、その理念や特色への共感、どうしてもここで働きたいと思った理由や、自分が持つスキルでどのように職場に貢献できるかということを伝えるとよいでしょう。

NG回答例:

御社は総合病院の門前薬局として、さまざまな科の処方箋を扱っておられます。ここでなら幅広い調剤経験が得られると思い、志望しました。

OK回答例:

御社は総合病院の門前薬局として、さまざまな科の処方箋を扱っておられます。中でも外来がん患者さんの割合が多いとうかがいました。
また、御社ではかかりつけ薬剤師の制度も取り入れられており、患者さんに寄り添った医療を積極的に進めておられる姿勢に大変共感し、魅力も感じました。
私はがん治療に興味があり、外来がん治療認定薬剤師の資格を持っています。

これまでのキャリア

これまでのキャリアをきかれた際は、単純に事実を述べるのではなく、これまでの仕事で何を学んできたか、どのような信念を持ってやってきたかということを、具体的なエピソードとともに伝えるようにしましょう。

NG回答例:

私は〇〇病院で10年勤務し、主に調剤と病棟業務を経験しました。その後、××薬局に転職し、管理薬剤師として5年勤務し、今に至ります。

OK回答例:

私は〇〇病院で10年勤務し、主に調剤と病棟業務を経験しました。病棟業務では患者さんとのコミュニケーションの取り方や、他の医療スタッフとの連携の仕方など、たくさんの学びがありました。
また、外来のがん患者さんとの関わりをきっかけにがん治療に興味が湧き、緩和薬物療法認定薬剤師と外来がん治療認定薬剤師の資格を取得しました。
その後、マネジメントを学びたくて××薬局に転職し、そこで管理薬剤師として5年勤務し、今に至ります。

転職する理由

転職理由をきかれたときには特に注意が必要です。たとえ事実であっても前職への批判や愚痴は避け、人間関係のトラブルの有無についてもそのまま伝えるのは控えましょう。
「自分の夢を実現するため」「スキルアップのため」というふうに、前向きな表現に言い換えるとうまくいきます。

NG回答例:

前職は残業が多く、休みもほとんど取れず大変でした。またチーム内の連携がうまくいっていない部分があり、気を遣うことも多かったです。このままでは身体を壊しかねないと思い、転職を決断しました。

OK回答例:

前の職場は地域密着型の薬局でしたが、かかりつけ薬剤師の制度がありませんでした。また、近くに整形外科があったため、どちらかというと内科よりも整形外科関係の処方箋が多かったです。
私は、できれば自分が持っている外来がん治療認定薬剤師の資格を生かして、患者さん一人ひとりに寄り添う医療の提供に取り組みたいと思っていたので、転職を決断しました。

これからのキャリアビジョン

採用する側は、企業が求める人材と、応募者の希望が合致しているかどうかを知りたいと思っています。
今後どのようなキャリアプランを描いているか、それによってどのように会社に貢献できるかなどについて、なるべく具体的に述べると、仕事への熱意が伝わります。

NG回答例:

幅広く調剤経験を積み、スキルアップして、いずれは薬局経営ができるようになりたいと思っています。

OK回答例:

今後はがん以外の慢性疾患や高齢者医療の取り組みについて、より専門的に学びたいと思っています。具体的には、在宅療養支援認定薬剤師の資格取得を目指すつもりです。
また、学びを通じて得た知識やスキルを生かして後輩育成にも力を入れ、職場全体の質の向上と地域医療の推進に貢献したいと思っています。

【Q&A】薬剤師の面接に関する疑問

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薬剤師が面接を受ける際の注意点はまだあります。ここでは、実際に面接を受ける際に注意しておきたいポイントについて解説します。

何か質問はありますか?」と言われたら?

面接官から質問があり、それに答えるという一連のやりとりが終わったあと、最後に「何か質問はありますか?」と逆質問を受けることがあります。
このとき、「特にありません」と答えるのはNGです。仕事への意欲がないと判断されてしまいます。
必ず2、3個は質問を用意しておき、尋ねてみるようにしましょう。

会社のこれからの展望についてや、職場の雰囲気、事前に学んでおくと役立つと思われるものについて尋ねてみるといいでしょう。
ただし、会社のホームページやパンフレットに書いてあることや、面接中にすでに説明を受けたものについては質問することは避けましょう。

もしも、準備していた質問に対する答えが、面接中の説明ですでに示されてしまった場合は、「お聞きしたかった質問は、先ほどの説明で解決しましたので、追加はありません」というふうに、やわらかく伝えるとよいでしょう。

逆質問は、自分の熱意をアピールする絶好の機会です。仕事に前向きな姿勢が伝わるような質問を準備しておきましょう。

給与や残業について質問してもいい?

給与や昇給、残業の有無、休みの取りやすさなど、気になることはたくさんあると思います。でもあまり待遇面についてばかり質問するのは避けたほうが無難です。

しかし、このような条件は転職するに当たってはとても重要なことです。
条件面で気になることを確認するためにも、転職エージェントを利用して、待遇に関してはエージェントを通して確認してもらうことをおすすめします。

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まとめ

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転職の面接では、きかれた質問への答えの内容だけではなく、服装や態度、笑顔や話し方など、見た目の印象についても細かく観察され、評価されます。
薬剤師としてふさわしい印象を与えるように、清潔感や落ち着きを重視した身だしなみに気を配りましょう。

また、質問に対する答えはわかりやすく簡潔に、熱意が伝わるような言葉選びをすることが大事です。
ポジティブな言い回しを覚えておくと、前向きで明るい印象になります。
希望通りの転職を実現するために、しっかりと準備、練習をして、採用を勝ち取れるようにがんばりましょう。

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薬剤師コラム編集部

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