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薬剤師のための転職・求人コラム

更新日: 2026年2月27日 薬剤師コラム編集部

男女・年齢別、薬剤師の仕事と生活(ワークライフバランス)整えるポイント

薬剤師のための転職・求人コラムのメイン画像 男女・年齢別、薬剤師の仕事と生活(ワークライフバランス)整えるポイントの画像1

現在は働き方改革も進み、ワークライフバランスへの関心も高まってきました。

これまでは、ワークライフバランスといえば主に家庭と仕事を両立する女性のほうが重視するもので、男性は仕事中心の生活をするのが当たり前とされてきました。 しかし、いまは性別年齢関係なく、誰にとってもワークライフバランスを整えることはとても重要ということは周知されています。

この記事では、薬剤師の働き方やライフスタイルについて、性別・年代・ライフステージの違いから掘り下げ、バランスの取れた働き方のポイントを探っていきます。

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薬剤師の数や年収、男女で違いはある?

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薬剤師は資格職で、男女の差がなく働ける職業です。 では、薬剤師は男性と女性の間に年収などで違いがあるのでしょうか?確認してみましょう。

薬剤師の数の男女比

厚生労働省の「医師・歯科医師・薬剤師統計(令和4年)」によると、薬剤師全体に占める男性の割合は38.4% 、女性の割合は61.6%となっています。女性が多く活躍している職種であることがわかります。

参照: 厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」

薬学部への女子学生の進学率が高いことも、この傾向に影響を与えていると考えられます。
女性の比率が高いため、育児や家庭と両立しやすい環境が整っている職場も増えています。

一方で、管理職や経営層においては、男性の割合が依然として高い傾向も見られます。
これは、女性のほうが家事や育児の負担が大きく、キャリア形成の過程において家庭と仕事の両立の難しいからと考えられるでしょう。

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薬剤師の年収は

厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」によると、薬剤師の平均年収は次のようになっています。

男女計
薬剤師 599万円 651万円 556万円

※厚生労働省「賃金構造基本統計調査/ 令和6年賃金構造基本統計調査」の、「きまって支給する現金給与額」12か月分に、「年間賞与その他特別給与額」を足した金額を平均年収として算出

薬剤師全体の平均年収は599万円と高年収ですが、男性と女性の間には約100万円の差があります。

薬剤師の年収は、調剤薬局、病院、企業などの勤務先や、経験年数、役職、地域などによって大きく異なります。

一般的に、経験年数が長くなるほど、また管理職などの役職に就くほど年収は高くなる傾向にあります。

薬剤師の年収 男女による違い

薬剤師の世界でも、女性より男性のほうが高年収で、その間には約100万円もの違いがあります。

この背景には、女性がライフイベント(結婚、出産、育児など)によって、働き方やキャリアプランを変更するケースが多いことが考えられるでしょう。

パートタイムや時短勤務を選択する割合が女性に多いことも、平均年収に影響を与えています。

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やっぱり気になる、薬剤師の結婚事情

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ワークライフバランスを考える大きなきっかけとなるイベントといえば、結婚です。

大学を卒業するのが遅く、収入も高い薬剤師は、結婚年齢が高いというイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか。

薬剤師の結婚平均年齢

厚生労働省の「令和6年人口動態統計月報年計(概数)」によると、日本人の平均初婚年齢は男性が31.1 歳、女性が29.8歳となっています。

参照:厚生労働省「令和6年人口動態統計月報年計(概数)」

薬剤師の平均結婚年齢に関する公的な統計データは、残念ながらありません。 しかし、一般的な傾向として、6年生の大学を卒業後、ある程度働いてから結婚すると考えると、薬剤師の平均結婚年齢は、日本の平均初婚年齢と比較してやや高いのではないかと考えられます。

薬剤師の結婚は遅い?

薬剤師の結婚が遅いと考えられる背景には、いくつかの理由が考えられます。

まず、大学が6年間あるため、最短で卒業して国家試験に合格したとしても、働き始めるのは24歳となります。

また、医療の専門職である薬剤師は、働き始めてからも日々の仕事の負担が大きく、勉強が欠かせません。
仕事に集中していると、なかなか結婚にまでエネルギーが回せないという面があるかもしれません。

また、薬剤師の職場として一般的な調剤薬局には、薬剤師が数名という小規模なところも多いです。
薬剤師は女性比率が高いということもあり、女性ばかりの小規模な職場だと異性との出会いの機会が少なくなります。

また、仕事や私生活が充実していると、結婚により自由が制限されるように感じてしまい、積極的になれないという人もいます。
女性であっても仕事にやりがいがあり、収入も高い薬剤師ならではの事情だといえるかもしれません。

もちろん、これはあくまで一般的な傾向であり、早くに結婚する薬剤師の方も多くます。
結婚は個人の価値観やタイミングによるものであり、薬剤師という職業が直接的に結婚を遅らせるというわけではありません。

収入が安定していて、育児支援制度も整っているという点では、薬剤師は結婚に向いているともいえます。

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【男女別】薬剤師のライフスタイルと働き方の違い

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次に、男性薬剤師と女性薬剤師でライフスタイルや働き方にどのような違いがあるかをみていきましょう。

女性薬剤師のワークライフバランス

ひと昔前は、結婚すると女性だけが家事を担当し、そのために仕事を辞めたりセーブしたりするのが一般的でした。

現在は、女性薬剤師だけが結婚によって一方的に働き方が変わるということは少なくなりました。 結婚しても独身時代と変わらずフルタイムの仕事を続ける人が多数派です。

しかし、出産や育児によって女性のほうが大きな影響を受けるのは、いまも変わっていません。

ただ、産休・育休制度が整っている職場が増え、産休や育休をとったあと職場復帰し、子どもが小さいうちは時短勤務をしてキャリアを継続することも一般的になりました。

また、薬剤師は一度辞めても復職しやすい職業です。
出産によって仕事を辞め、子どもが少し大きくなってパートで復職。子供の手が離れるとフルタイムに戻るといったように、柔軟に働けるのが薬剤師という職業の大きな魅力です。

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男性薬剤師のワークライフバランス

男性薬剤師は、調剤薬局やドラッグストアなどで管理職やマネージャーとして勤務する人も多く、責任の重さから勤務時間が長くなる傾向があります。

結婚や子どもの誕生があっても、勤務形態に変化はありません。
現在は共働きが多いこともあり、男性にも家事の分担や育児への参加が求められています。

昨今の男性の育児参加に対する社会的な意識の高まりに加えて、政府による育休取得の推奨もあり、パパ育休制度などの制度整備が進みつつあります。

しかし、制度があっても職場の雰囲気や人手不足などの理由から、男性が育休を取得する例はまだ少数派にとどまっているのが現状です。

それでも、共働き世帯の増加に伴い、家庭内での役割分担を見直す動きも広がっています。

子育てをする年代は職場での責任が重くなるころでもありますが、「家庭も大事にしたい」と考える男性薬剤師にとっては、より柔軟な働き方を模索する、新しい価値観への過渡期にあるといえるかもしれません。

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【年代別】薬剤師の働き方の変化

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薬剤師の仕事は調剤業務が中心であることに変わりはありませんが、働き方は年代によって変化してきます。

ここでは、20代から60代まで、年代によってどのように働き方が変わっていくかをみていきましょう。

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20代薬剤師の働き方

20代の薬剤師は、まさにキャリアのスタート地点。

新卒で入職したばかりのころは、調剤や服薬指導といった基本業務を一つひとつ学びながら、薬剤師としての基礎を築いていく時期です。

最初は覚えることも多く、慣れるまでに時間がかかることもありますが、体力があり意欲も高いため、学びながら働くことに前向きに取り組む人が多いでしょう。

また、この年代はキャリアについて模索を始めるタイミングでもあります。

学生時代に働くことに対して自分なりのイメージを持っていたとしても、実際に働いてみないとわからないことがたくさんあります。

将来的に専門性を高めるのか、マネジメント職をめざすのか、あるいはワークライフバランスを大切にする方向に進むのかなど、働いてみた実感をもとに自分の方向性を探っていく年代です。

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30代薬剤師の働き方

30代は、仕事にも慣れ、薬剤師としての自信がついてくる時期です。

職場では中堅として頼られる存在になり、より責任のある業務を任されることも増えていきます。

後輩の指導や育成に関わる機会も多くなり、自分が成長するだけでなく、チーム全体を支える役割も意識するようになるでしょう。

一方で、結婚や出産、育児といったライフイベントを迎える人が増えてくるのもこの年代の特徴です。

特に女性の場合は、産休・育休を経て職場に復帰するケースや、時短勤務に切り替えるケースも多く、家庭と仕事のバランスをどう取るかが大きなテーマになります。

男性にとっても、家庭での役割が増える中で、働き方を見直す必要が出てくることもあるでしょう。

また、これまでの経験を活かして転職やキャリアチェンジを考える人も出てきます。

30代は、即戦力としての実力もありながら新しい職場に対応していける柔軟性もあるため、転職市場で評価が高くなっています。

よりよい条件の職場への転職がしやすい年代といえます。

このように、30代は仕事と私生活の両立を模索しながら、自分にとっての「ちょうどいい働き方」を探していくターニングポイントになる時代です。

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40代薬剤師の働き方

40代になると、管理薬剤師や薬局長といった責任ある立場で働く人が増えてきます。
これまで積み重ねてきた経験を活かして、専門性の高い分野で活躍する方も多く、まさに職場の中核を担う存在となる年代です。

その一方で、少しずつ体力の衰えを感じ始める人もいて、健康への意識が高まる時期でもあります。
「このまま今の働き方を続けて大丈夫かな」と感じることもあるかもしれません。

仕事は安定していても、だんだんとキャリアの終わりが見えてくる年代でもあります。
仕事だけでなく、体力的に無理なく私生活も充実させたいと考えて、無理のないペースで働き続ける方向へシフトチェンジする人も出てきます。

40代は転職が難しくなり始める年代でもあります。働き方を変えるならラストチャンスといえるかもしれません。

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50代薬剤師の働き方

50代も職場の中核となる年代ですが、長年の経験によって培われた知識やスキルを活かして後進の育成が求められる年代でもあります。

子育ても終わり、そろそろ定年も見えてくるので、「このまま今の働き方でいいのか?」と考え始める人も増えてきます。
また、健康面にも気を配るようになり、無理せず長く働き続けるための体調管理も大切になります。

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60代薬剤師の働き方

薬剤師の定年は職場によって違いますが、現在は65歳まではなんらかのかたちで継続雇用することが法律で定められています。
そのため、60歳で仕事を辞めてリタイア生活に入る人は少数派です。

薬剤師は年齢に関係なく働ける職業ということもあり、定年を迎えてからも、再雇用や嘱託社員として働き続ける方が多くいます。

仕事は収入源というだけではなく、やりがいや社会とのつながりという面が大きくなってくるのがこの年代です。
薬剤師は給与や時給が高いこともあり、収入面でも現役時代と比べて大幅にダウンするということはありません。これは薬剤師の強みといえます。

ただ、60代以降になると、仕事以外に自分の趣味や自分なりのライフワークの比重を高める人も多いです。
このように60代以降は、仕事だけでなく私生活の割合が大きくなります。

長年培った経験を活かしながら、無理のないペースで仕事を続けられるのは、薬剤師という職業の大きな魅力のひとつといえるでしょう。

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薬剤師向け・ワークライフバランスを整えるポイント

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薬剤師の仕事のメリットを活かしながら理想のワークライフバランスを実現するには、どのようなことが大切なのでしょうか。

ライフステージによって「ちょうどいい働き方」は変わる

ここまでみてきたように、20代、30代、40代…と、ライフステージが変われば、仕事に求めるものや、プライベートで大切にしたいことも変化します。
結婚、出産、子育て、介護、自身の健康状態など、ライフステージによってまわりの環境も大きく変化します。

このようにライフステージが変化すれば、自分にとって「ちょうどいい働き方」も変わっていきます。

「仕事はこうあるべき」というイメージにとらわれすぎず、その時々の自分の状況に合わせて、「ちょうどいい働き方」を見つけることが重要です。

柔軟な働き方が選択できる薬剤師のメリットを活かす

薬剤師は、多様な働き方を選択できる職種です。
正社員、パートタイム、派遣など、自分のライフスタイルや希望に合わせて働き方を選ぶことができます。
パートや派遣として働いても、ある程度の収入が確保できるのは大きなメリットです。

日本全国で求人があるので、一度仕事を辞めてしまうと再就職に苦労するということはありません。
より暮らしやすい街へ転居したい、地元に戻りたいなどと考えたときにも、普通のサラリーマンの場合は、転居先に希望する仕事がなかったり、極端に条件が悪くなったりといったことが起こりがちです。 しかし、薬剤師ならば、日本のどの地方であってもスムーズに転職することができます。

また、離島やへき地で派遣薬剤師として集中して働いて稼ぎ、オフは趣味の旅行で世界を回る、といった働き方も薬剤師なら可能です。

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キャリアの優先順位を定期的に見直す

仕事のなかで何を重視するかは、年齢によって変わってきます。

薬剤師の仕事にやりがいを感じていても、人生の中では、子育てや介護、または自分の健康といった他の側面を優先しなければならない時期もあります。

そうしたタイミングでは、「今の自分にとって何が最も大切か」を見極め、必要に応じてキャリアの目標や働き方を柔軟に見直すことが重要です。

たとえば、子どもが小さいうちは時短勤務に切り替える、親の介護が始まったら実家の近くで勤務先を探すなど、状況に応じた選択が求められます。
年齢やライフイベントに合わせて定期的に自身の優先順位を棚卸しすることで、無理なく働き続けることができます。

家庭やパートナーと役割分担を話し合う

家庭を持つ薬剤師にとって、ワークライフバランスの鍵となるのが、パートナーとの家事・育児の役割分担です。一方に負担が偏ると、心身の疲労につながってしまいます。

家事や育児については、不満や疲労がたまる前にきちんと話し合うことが大切です。
まずは現状を把握し、お互いの希望や得意なことを共有しましょう。
そのうえで、時間的な条件も考慮して、無理のない分担について話し合いましょう。
必要に応じて、外部サービスの利用も検討することもおすすめです。

また、状況の変化に合わせて柔軟に見直すこと、日々の協力に感謝を伝えることも大切です。

メンタルヘルスや体調管理に気を配る

患者さんの健康に関わる仕事をしている薬剤師ですが、仕事が忙しいと自分の健康は後回しにしてしまいがちです。
しかし、メンタルヘルスと体調管理は仕事と生活の基盤であり、充実したワークライフバランスを送るうえで不可欠です。
心身の不調は集中力や判断力の低下を招き、仕事にも影響を及ぼしかねません。

質の高い睡眠は疲労回復の基本です。
また、バランスの取れた食事は、エネルギー源となるだけでなく、心の安定にも繋がります。

適度な運動は、ストレス解消や心身のリフレッシュに効果的です。ウォーキングやストレッチなど、無理なく続けられる運動を取り入れましょう。

ストレスを感じた際には、趣味の時間を持つ、信頼できる人に相談するなど、自分なりの解消法を見つけておくことが大切です。

転職も視野に入れる

もし、今の職場で希望する仕事ができない、ワークライフバランスを保つことが難しいと感じる場合は、転職も選択肢のひとつです。
より柔軟な働き方ができる職場や、福利厚生が充実している職場を探してみましょう。

薬剤師は需要が高いため、働きやすい職場を見つけやすい職種でもあります。

転職の際には、薬剤師専門の転職エージェントを活用すると、スムーズに自分に合った職場を紹介してもらえます。
まずは自分の現状を相談することから始めてみてはいかがでしょうか。

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まとめ

男女・年齢別、薬剤師の仕事と生活(ワークライフバランス)整えるポイントの画像7

薬剤師は、比較的柔軟な働き方ができる職業ですが、ライフステージによって適切なワークライフバランスは異なります。

大切なのは、いまの自分にとって必要なことは何かを見極めていくことです。

自身のライフステージや価値観に合わせて「ちょうどいい働き方」を見つけていきましょう。そして、働き方を調節しやすい薬剤師のメリットを活かして、自分らしいワークライフバランスを実現していきましょう。

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薬剤師コラム編集部

「m3.com」薬剤師コラム編集部です。
m3.com薬剤師会員への意識調査まとめや、日本・世界で活躍する薬剤師へのインタビュー、地域医療に取り組む医療機関紹介など、薬剤師の仕事やキャリアに役立つ情報をお届けしています。

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