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薬剤師のための転職・求人コラム

更新日: 2026年6月24日 薬剤師コラム編集部

薬剤師の転職で入社前にやること完全ガイド|書類・手続き・初日の準備

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薬剤師として転職が決まると、新しい職場でのスタートに期待が高まる一方で、

「入社前に何を準備しておけばいい?」
「初日の持ち物は?」
「社会保険などの手続きはどう進めればいい?」

といった、不安や疑問が生まれる方も少なくありません。
入社前に必要な準備を把握しておくことで、当日の緊張やトラブルを減らし、落ち着いて業務をスタートできます。

本記事では、転職活動を終えた薬剤師が入社前にやるべきことのポイントを解説します。
安心して新しい職場での一歩を踏み出せるよう、しっかり準備を整えておきましょう。

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転職内定後・入社前に必ず確認したい基本ポイント

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転職が決まったら、まずは次の3つのことをおこなう必要があります。

①内定・労働条件に関する書類チェック
②出勤初日に向けて必要な準備
③退職手続き

詳しい内容を解説していきます。

内定・労働条件に関する書類チェック

転職先が決まると、企業から内定通知や労働条件に関する書類が届きます。
これらは入社後の働き方を左右する重要書類のため、必ず内容を確認しましょう。

主な書類は以下のとおりです。

  • 内定通知書:企業が正式に内定を出したことを知らせる書類
  • 内定承諾書:応募者が内定を受け入れる際に提出する書類
  • 労働条件通知書:労働条件を明示する書類(※労働基準法で作成・交付が義務)
  • 雇用契約書:提示された条件に企業と労働者が同意し、契約の成立を示す書類

労働条件通知書以外は任意書類のため、企業によっては送付されない場合もあります。
また、内定承諾書や雇用契約書には提出期限があることも多いため、問題がなければ署名・捺印の上、早めに返送するようにしましょう。

労働条件通知書と雇用契約書の内容はほぼ同じですが、労働条件通知書で提示された内容に「同意の意思」を示すのが雇用契約書です。
そのため、企業によっては両者を一つの書類としてまとめて作成している場合もあります。

雇用契約書にサインをすると、その内容で契約が成立するため、署名前の確認は必須です。

【労働条件通知書・雇用契約書で確認すべき主な項目】

項目 詳細
雇用形態 正社員・パート・契約社員のいずれか
入社日・雇用期間 面接時に説明があった日付と一致しているか
有期契約なら期間が明記されているか
配属店舗・勤務場所 店舗名・住所・異動の可能性の有無
勤務時間 実働時間、休憩、残業の取扱など
残業時間 固定残業の有無、残業の頻度
休日の形態 シフト制、曜日固定、週休2日制、土日休みの有無など
給与・賞与・手当 基本給、薬剤師手当、地域手当
月給制/年俸制
残業代の取り扱い
試用期間 給与・業務内容に変更があるか
業務内容 調剤、OTC販売、在宅などの範囲
退職 競業避止業務の範囲、違約金、研修費返還の有無など

書面の内容が面接時の説明と異なる場合や、どうしても了承できない条件がある場合、内定を辞退することも可能です。
一度サインすると、その条件で契約が成立したとみなされるので、納得できない点はサイン前に必ず確認しましょう。

参照:労働基準法15条 /e-Gov
参照:労働基準 よくある質問「採用時に労働条件を明示しなければならないと聞きました。具体的には何を明示すればよいのでしょうか。」 /厚生労働省

入社日の確定と初日に必要な準備項目の確認 

入社日が決まったら、企業側と正式にスケジュールをすり合わせておきましょう。
特に入社初日の流れや必要な準備は早めに確認しておくことが重要です。
直前になって慌てて準備をすると、持ち物が揃わない・当日の動きがわからないなどのトラブルに繋がりかねません。

事前に確認しておきたい主な事項は以下のとおりです。

  • 集合時間・集合場所
  • 担当者の氏名
  • オリエンテーションの流れ
  • 研修の有無と内容
  • 持ち物
  • 服装の規定

これらを把握しておくことで、入社当日の不安が減り、スムーズに新しい職場へ馴染むことができます。

退職の届出と引き継ぎスケジュールの管理

現職での退職手続きも、入社準備と並行して進める重要なステップです。

まずは就業規則に定められた退職ルールを確認し、正式に退職届を提出します。
退職日は、新しい職場から届いた雇用契約書等の内容に合わせて調整するとスムーズです。

法律上は「2週間前までに届け出れば退職可能」とされています。しかし会社によっては「退職日の〇日前まで」といった規定があることもあります。原則は会社のルールに従いましょう。

特に医療現場では人員調整に時間がかかるため、1か月ほど余裕をもって申し出るとトラブルを避けやすくなります。

引き継ぎでは、以下のような項目を整理して後任が困らないように準備します。

  • 担当患者(または担当業務)の情報
  • 在庫管理・発注のルール
  • 日々のルーティン業務
  • 現場独自の運用ルール・注意点

また、退職の意向を伝えた際に、好条件で会社に残ることを打診されることがあります。

  • 給与の見直し
  • 勤務時間の調整
  • 異動の提案

提示条件が魅力的であれば、内定を辞退して現職に残る選択も可能です。
ただし、勢いで判断せず、「なぜ転職を考えたのか」「長期的にキャリアがどう変わるか」「改善が本当に期待できるのか」を冷静に整理したうえで決断することが大切です。

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転職時の健康保険・厚生年金・雇用保険の切り替え

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退職時にはいくつかの公的な手続きが必要になります。
ただし 入社日までにブランク(無職期間)があるかどうかで手続きが大きく変わるため、必要項目を整理しておきましょう。

以下では、健康保険・国民年金・雇用保険の3つの切り替えのポイントについて解説していきます。

健康保険の切り替え

入社日が退職翌日の場合は、新しい職場がすべて手続きを行うため、前職の健康保険証を返却するだけで完了します。

一方、1日でもブランクがある場合は、自分で健康保険の加入手続きが必要です。
選択肢は次の3つです。

  • 国民健康保険に加入(退職翌日から14日以内)
  • 前職の健康保険を任意継続(退職翌日から20日以内)
  • 家族の扶養に入る(要件を満たす場合のみ)

そして新しい職場に入社したら、これらを脱退し新たに社会保険へ加入します。

転職後にマイナ保険証の再登録は不要

マイナンバーカードを健康保険証として利用している場合、一度マイナ保険証として登録していれば、転職や退職による保険者の変更があっても再登録は不要です。
オンライン資格確認システムにより、保険情報は自動で更新されます。

ただし、国民健康保険に一時加入した後、再び社会保険に切り替えるなど、加入する健康保険が変わるケースでは、情報が反映されるまで10日程度かかることがあります。

参照:国民健康保険の加入・脱退について /横浜市
https://www.city.yokohama.lg.jp/lang/residents/living-guide/insurance/kenko-hoken.html
参照:任意継続の加入手続きについて /全国保険協会
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g6/cat650/r316/
参照:よくある質問:マイナンバーカードの健康保険証利用について /デジタル庁

国民年金の切り替え

ブランクなしで転職する場合、本人が年金手続きをおこなう必要はありません
前の会社が「厚生年金の資格喪失手続き」をおこない、入社時には新しい会社が「厚生年金の資格取得手続き」を行います。

ただし、入社前に無職期間がある場合は、国民年金への加入が必要です。

  • 市区町村役所で「国民年金の第一号被保険者」への切り替え手続きを行う
  • 新しい会社に入社した時点で、厚生年金に自動で切り替わる(本人の脱退手続きは不要)

無職期間中に年金の支払いが厳しければ、追納や支払い猶予の手続きが可能な場合もあります。
仕事が見つかってからまとめて納付したいといった要望があれば、役所の担当者に相談してみましょう。

参照:国民年金の加入 /日本年金機構

雇用保険の切り替え

雇用保険に関しても、ブランクなしで転職する場合、本人が手続きをする必要はありません。
前職が雇用保険の資格喪失手続きを行い、新しい会社が加入手続きを自動で行います。
入社までに空白期間がある場合は、状況に応じた対応が必要です。

  • 失業給付を受ける場合:ハローワークで離職票を使って手続きを行う
  • 失業給付を受けずに就職する場合:特に手続きは不要

また、新しい職場での加入手続きには雇用保険被保険者番号が必要です。
前職から受け取った雇用保険被保険者証は必ず保管しておきましょう。

参照:事業主の行う雇用保険の手続き /厚生労働省
参照:雇用保険事務手続きの手引き 【第2編】 被保険者資格の取得・喪失編 /厚生労働省・ハローワーク

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転職先へ提出が必要な書類

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入社時には、企業から指定された複数の書類を提出する必要があります。
主な書類は以下のとおりです。

  • マイナンバーが確認できるもの
  • 年金手帳(基礎年金番号)
  • 給与振込届出書:給与振込先の口座情報
  • 扶養控除申告書:扶養家族がいる場合のみ
  • 健康保険被扶養者異動届:扶養家族がいる場合のみ

また、前職から渡されて新しい職場に提出するものには以下の書類があります。

  • 雇用保険被保険者証:雇用保険の受給手続きに必要
  • 源泉徴収票:所得税の年末調整に必要

会社によっては、独自の誓約書や健康診断書の提出を求められることもあります。
転職先から届いた案内は漏れなく確認しておきましょう。

薬剤師免許や認定等の資格に関連する書類

薬剤師の転職では、一般的な入社書類に加えて、資格等の業務上必要な書類が求められる場合があります。

  • 薬剤師免許証
  • 保険薬剤師登録票 ※
  • 研修認定薬剤師、専門/認定薬剤師の認定証

※保険薬局に転職をする方は、保険薬剤師登録の手続きが必須です。
前職で登録済みの場合でも、都道府県を越えた転職で、管轄する地方厚生局が変わるようであれば変更手続きが必要です。

参照:保険医・保険薬剤師の登録等に関する申請・届出 /関東信越厚生局

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入社前日に再確認しておきたいこと

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ここからは、入社直前にするべき最終準備を確認していきます。
前日に一つずつチェックすることで、入社初日を安心して迎えられるでしょう。

初日の集合時間やオリエンテーション内容

集合場所や時間は前日までに必ず確認し、交通手段もあらかじめ調べておきましょう。
交通機関の遅延を見越して余裕をもった出発時間を設定し、道順や所要時間を実際にシミュレーションしておくと安心です。

万が一遅れそうな場合に備え、担当者の氏名や連絡先もメモしておきましょう。
オリエンテーションや研修がある場合は、開始時刻や終了の目安、昼休憩の有無、内容などを事前に把握しておくことで、落ち着いて初日を過ごすことができます。

服装・持ち物チェックリスト

当日必要になる代表的な持ち物は次の通りです。

  • 薬剤師免許証(指示があれば原本)
  • 筆記用具
  • メモ帳
  • 印鑑(書類提出がある場合)
  • 給与振込口座がわかる通帳や銀行情報のメモ
  • 白衣
  • 室内用の靴
  • 提出を指示された書類一式

会社から制服や白衣が支給されるか、服装の規定があるかは事前に確認しておきましょう。
服装に規定がなくても、清潔感を意識し、髪型や爪、靴の汚れなども最終チェックしておくことが大切です。

特に初日から患者対応や業務に入る可能性がある職場では、動きやすさと清潔さが重視されます。

コミュニケーションや職場マナー

出勤初日に与える「第一印象」は、その後の人間関係の基盤になります。
簡潔な自己紹介を事前に用意し、挨拶は明るくはきはきと行いましょう。

また、転職先の同僚は薬剤師だけとは限りません。
事務スタッフや医療従事者など、これから一緒に働くすべての人に自分から挨拶や自己紹介をすることが大切です。
早い段階から周りの人と良好な関係を築くことで、その後の働きやすさにもつながります。

初日は何をすればよいかわからない時間も出てくるかもしれません。
そのような場合は、忙しい時間帯を避けながら質問をしたり、業務の流れを観察したりしましょう。

指示を待つだけでなく、自分から積極的にできることを探す姿勢を持つことで、信頼を得やすくなります。

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入社後すぐにスムーズに働くための事前準備

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入社後しばらくは、心身ともに想像以上の負担がかかります。
新しい環境にできるだけ早く慣れるために、事前に準備しておくことが大切です。

配属先の業務内容や取り扱う処方の事前把握

入社後にどのような業務があるのかを調べておくと、スムーズに仕事に慣れることができます。
特に病院や薬局、ドラッグストアに転職する場合、どの診療科の処方を多く扱っているかを把握し、関連する薬の使い方や注意点を確認しておくとよいでしょう。

さらに、在宅業務の有無や施設との連携状況、近隣の医療機関の状況なども把握しておくと、求められる動きや役割が具体的に理解できます。

薬剤師の基本業務の復習:調剤、受付など

ブランクのある方や、これまでと異なる職場に移る方は、薬剤師としての基本業務を一度おさらいしておくと安心です。

調剤業務に関わるのであれば、処方箋の読み方や疑義照会の流れ、監査時に確認すべきポイントなどは必須です。
ブランクがあると忘れがちな水剤や粉薬、塗り薬の調剤手技も復習しておくとよいでしょう。

また、薬局では入社後すぐに受付業務を担当することも多いです。
処方箋受付の流れや保険知識を確認しておくと自信をもって患者対応にも臨むことができます。

体調管理・生活リズムの調整

新たな環境でより良いスタートを切るためには、元気に初日を迎えることが何よりも大切です。
特に新しい職場では、環境に慣れるまで緊張が続くため、普段より疲れを感じやすくなります。

せっかく働き始めたのに体調を崩してしまったということにならないために、入社前から体調管理を徹底しておきたいところです。

入社前は睡眠をしっかりとり、生活リズムを整えて、初日から無理なく動ける状態を作っておきましょう。

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不安があれば薬剤師向けの転職エージェントの活用もおすすめ

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入社前は「契約内容に抜け漏れがないか」「条件交渉は適切か」などの不安がつきまといやすいものです。
転職活動でエージェントを利用していた方は、引き続き入社までのサポートを受けるとよいでしょう。

転職エージェントは、雇用契約書の内容や労働条件の妥当性をチェックしてくれるほか、必要に応じて企業側との条件交渉も代行してくれます。
書面不備の問い合わせや入社辞退の連絡もしてくれる場合があります。
また、初日の流れや事前準備の段取りを教えてくれる点も心強いポイントです。

入社後に「聞いていた内容と違う」といったトラブルが起きないよう、間に入って調整してもらえるため、一人で抱え込むことなく働き始められます。
不安が大きい方や、少しでも条件を整えたい方は、転職エージェントに相談してみましょう。

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まとめ|入社前の準備で安心して当日をむかえましょう

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新しい職場に馴染むためには、入社前の準備がとても重要です。
労働条件や契約書の内容を丁寧に確認しておくことで、後から起きやすいトラブルを未然に防ぐことができます。

また、初日の流れや持ち物を整理しておけば当日の不安もぐっと減ります。
書類手続きや社会保険の切り替えなど、見落としがちな準備も早めに進めておくと安心です。

「本当にこれで大丈夫だろうか」「抜けていることがないか心配」と感じる場合は、薬剤師専門の転職エージェントに相談する方法もあります。
第三者の視点でチェックしてもらえるため、より確実に準備を整えられます。
不安を減らし、自信を持って新しい一歩を踏み出せるよう、入念に準備しておきましょう。

未経験もキャリアアップも…ご希望条件での薬剤師の転職、お気軽にご相談ください。

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薬剤師コラム編集部

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