【転職体験インタビュー】40代でCROマネージャーから調剤薬局薬剤師に

CROマネージャーとして多忙な日々を過ごしていた大森さん。職場の人間関係や業務量に悩み、子育てと両立できる環境を求めるために調剤薬局へ転職しました。転職活動をはじめ、職場と家庭との両立への思い、興味のある漢方や東洋医学などについて、お話をうかがいました。
大森さん流<転職の処方箋>
その1 仕事に精神的・体力的に限界を感じたら新たな職場に目を向けよう
その2 子育て優先の働き方はエージェント活用で実現
その3 学びを通じて新たなミッションを追求
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職場の人間関係と業務量の多さに疲弊し、転職を決意
大森さんは転職前、どのようなお仕事をされていたのでしょうか?
大森
臨床開発に関する情報を収集・管理するCROで、納期を管理するマネージャーとして勤務していました。納期が非常に厳しく、日々時間に追われながら、正確性を求められるプレッシャーの中で働いていました。
管理職としてご活躍されていたのですね。転職を考えたきっかけについて教えてください。
大森
主な理由は、職場の人間関係と業務量の多さに疲れ、やりがいを感じられなくなったことです。
子育てをしている女性の同僚が少なく、家庭との両立に共感を得られなかったことが辛かったです。フルリモートでしたので、「多少の体調不良なら、仕事をして当然」という文化もありました。家事が終わったあとに、夜中まで仕事をすることも日常でした。
そのような状況が続く中で、精神的にも体力的にも限界を感じ始めました。
さらに、仕事に注ぐエネルギーの使い方にも疑問を感じるようになりました。
知力と体力を注いでいるこの業務に本当に価値があるのだろうか、もっと自分らしく力を発揮できる場が他にあるのではないかと考えるようになったんです。
そこで、薬剤師として働くならこれが最後のチャンスだと思い、転職を決意しました。
転職はエージェント経由で。幅広い求人情報や交渉力が魅力
転職活動ではどのように動かれましたか?また、条件についても教えてください。
大森
エージェントに登録し、相談することからスタートしました。
条件としては、子育てを優先できる環境であることと、自宅から近い職場であることでした。エージェントは4社登録しましたが、対応はさまざまでしたね。
希望に合わない求人も含めて、何度もメールを送ってくるエージェントもいましたが、私の希望にしっかり寄り添って的確な求人を提案してくれる方もいました。最終的には、あるエージェントの紹介で、自宅から徒歩圏内にある調剤薬局のパート職に就くことになりました。
エージェントを利用してよかった点は何ですか?
大森
私は転職活動にはエージェントを利用するのが必須だと思っていました。
子育てとの両立を重視しているので、制約が生じます。特に、薬剤師として勤務経験が少ないため、自分からは伝えにくいと考えていました。エージェントを通じて代わりに伝えてもらえたのはとても助かりました。たとえば「仕事の開始時間を30分遅くしてもらえませんか」といった要望です。
さらに面接対策で親身になってアドバイスをいただいたことも、転職の大きな助けになりました。
エージェントに相談すると求人の幅が広がり、自分だけでは見つけられなかった求人情報を得ることができたのも大きなメリットだと思います。
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(エムスリーキャリア)
