子育て中でもあきらめず正社員に!30代前半で管理薬剤師に抜擢されるまで
未就学児を育てながら、正社員として働くことを諦めなかったMEさん。「子育て中でも、キャリアを続けたい」という想いを胸に挑んだ転職活動では、転職エージェントやマッチングサイトを通じてさまざまな経験を重ねました。現在は接客で培った「人と関わる力」を軸に、管理薬剤師として職場をまとめる立場に。新しいキャリアのステージを歩んでいるMEさんにお話をうかがいました。
MEさん流転職の処方箋
その1. 希望条件は具体的に伝える
その2. エージェントもマッチングサイトも使い分けがカギ
その3. 進捗状況をきちんと把握する
転職先をお探しします。
(エムスリーキャリア)
調剤薬局から病院へ。出産をきっかけに見つけた働き方
現在の職場で働く前はどのような職場で働かれていましたか?
MEさん
最初は調剤薬局で勤務しており、透析に関わる処方など少し特殊な業務にも携わっていました。ただ、遠方勤務の可能性もあり、会社運営の中で少しグレーな部分も目にしてしまったことから、働き方を考えるようになりました。
ちょうど出産と育休を控えていた時期でもあり、当初は復職を考えていました。
そんなタイミングで、偶然家の近くに新しい病院がオープンすることを知り、「未経験でも大丈夫」と声をかけてもらったことからその病院に転職しました。
病院では医師や看護師と直接関わり、患者の経過を見守るという、これまでの調剤薬局にはなかった領域にふれることができました。医療チームの一員として患者さんを支えていくことができるのが、とても新鮮で学ぶことが多かったですね。
「小さい子がいると正社員は難しい」悔しい思いをバネに転職活動
転職活動では、どんな経験が印象に残っていますか?
MEさん
未就学児の育児をしながら正社員として働きたいと考えていたのですが、「小さい子がいるのに正社員は難しい」と言われたことがありました。
ひとつは転職活動中に面談した社長さんから、もうひとつは転職エージェントの方を通じて。その時は「小さい子がいたって、私は働けるのにな」と悔しかったですね。
それでも、あきらめずに情報を探し続けていたところ、新しい出会いがありました。
今の職場はエージェントではなく、薬剤師と企業が直接つながるマッチングサイトを通じて出会ったのです。社長から直接お声がけいただいたことで、面接までの流れもスムーズでしたね。業務や条件面に納得して転職することができました。
転職エージェントとマッチングサイト、両方利用された経験をお持ちですよね。その時に感じたそれぞれのメリット、デメリットを教えてください。
MEさん
探しやすさでいえばエージェントの方が便利でした。希望条件を細かく伝えると丁寧に求人を紹介してくれるし、相談にも乗ってもらえます。ただ、やりとりにタイムラグがあることも多く、質問への返答を待つのに1週間ほどかかったこともありました。
一方、マッチングサイトは企業と直接やりとりができます。リアルタイムで話が進むのでタイムラグもなく、質問もしやすい。どちらにも一長一短があるので、自分のライフスタイルや目的に合わせて使い分けるのが大切だと思います。
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