「ワルファリン」を服用中、納豆はNG!わずかな量でも避けた方がよいその理由とは?

患者さんの質問に対して、回答に困ったことはありませんか? このシリーズでは臨床論文から得た知識を活用し、より説得力のある服薬指導をめざします。実際の服薬指導のシーンを想定した会話形式で紹介します。第1回はワルファリンと納豆についてです。
今回の論文
「納豆の少量摂取における血中ビタミンKの変動について」
日本血栓止血学会誌.7(3):239-243,(1996)
内容:健康なボランティア13名を対象に、納豆10gを摂取した際の血中ビタミンK濃度を測定したところ、摂取4時間後、24時間後、48時間後で有意な増加が観測された、という研究。
納豆はわずか10gの摂取でも、「ワルファリン」の作用に影響する恐れ
納豆と「ワルファリン」の相互作用は、最低でも72時間は持続
DOACへの変更時は、高価格・半減期が短いという弱点に注意
服薬指導アップデート! 具体的な納豆の摂取量を例示しながら、相互作用のリスクを説明






