臨床論文で服薬指導をアップデート!

更新日: 2024年4月19日 児島 悠史

子どもの風邪に処方された薬、きちんと飲まないと治らない?

臨床論文で服薬指導をアップデート!の画像

今回の論文

小児科.43(1):72-78,(2002)
内容:急性上気道炎、および喘息様の症状で受診した7歳未満の小児523人を対象にした調査。症状の改善が見られなかった確率を、服薬アドヒアランスごとに比較した結果、「しっかり服用できた」群では10%、「だいたい服用できた」群では11%、「あまり服用できなかった」群では29%と、「しっかり服用できた」と「だいたい服用できた」の群間で差は観察されなかった。

ポイント

pointの画像1 子どもの薬は、“だいたい”飲めていればOKなこともある
pointの画像2 “風邪”であれば、何もしなくても自然に治ることがほとんど

服薬指導update!

子どもにきちんと薬を飲ませるのは大変な作業です。「ちゃんと薬を飲ませることができない」ことで自分を責めてしまう親御さんも少なくありません。確かに、薬の中にはそれでもしっかりと服用させてもらった方が良い重要なものもありますが、風邪の薬に関しては“だいたい”でも大丈夫そうです。親御さんが感じている負担を少しでも軽くしてあげられるような服薬指導を心がけましょう。

薬剤師の画像1
薬剤師

今日は、熱さましと咳、鼻水の薬が出ています

患者の画像2

夜もちょっと咳をしていて心配だったので…また風邪みたいね

薬剤師の画像3
薬剤師

そうだったんですね、この薬でちょっとでも楽になると良いのですが

患者の画像4

薬、なかなか飲んでくれなくて大変なのよね…(※1)

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児島 悠史の画像

児島 悠史
こじま ゆうし

薬剤師 / 薬学修士 / 日本薬剤師会JPALS CL6。
2011年に京都薬科大学大学院を修了後、薬局薬剤師として活動。
「誤解や偏見から生まれる悲劇を、正しい情報提供と教育によって防ぎたい」という理念のもと、ブログ「お薬Q&A~Fizz Drug Information」やTwitter「@Fizz_DI」を使って科学的根拠に基づいた医療情報の発信・共有を行うほか、大学や薬剤師会の研修会の講演、メディア出演・監修、雑誌の連載などにも携わる。
主な著書「薬局ですぐに役立つ薬の比較と使い分け100(羊土社)」、「OTC医薬品の比較の比較と使い分け(羊土社)」。

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