「ダビガトラン」の用法が“食直前”になっているのには、ある理由が…
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「ダビガトラン」を食直前に服用する理由は?
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「ダビガトラン」は、トロンビン(第Ⅱa因子)を阻害することで血液凝固を抑制する抗凝固薬です。その用法に食前・食後の指定はなく、またバイオアベイラビリティに対して食事が顕著な影響を与えることもないことから、特に食事のタイミングに神経を使う必要はありません。しかし、「ダビガトラン」はある理由で“食直前”に服用するよう指示されることがあります。そんな特殊な処方に出会った際にも、きちんとその理由を説明できるように準備しておきましょう。
参考になる論文
European Heart Journal.34(suppl_1) :549,(2013)
(概要)
心房細動の患者に対する「ダビガトラン」と「ワルファリン」の有効性・安全性を比較したRE-LY studyのサブ解析。