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臨床論文で服薬指導をアップデート!

更新日: 2026年10月3日 児島 悠史

Ca拮抗薬服用中はグレープフルーツジュースだけでなく果実も避けるべき?

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患者
患者

グレープフルーツの「ジュース」を避けるように言われているが、「果実」も避けないといけない?

グレープフルーツジュースは、多くの薬と相互作用を起こすことが知られています。そのため、薬剤師としてもグレープフルーツジュースの飲用を避けるように服薬指導をすることは多いですが、グレープフルーツの「果実」そのものを食べるのも避けた方良いのでしょうか。

今回は、そんな患者さんからの質問に答える際に参考になる、グレープフルーツの「ジュース」と「果実」による相互作用リスクの違いを検証したデータを紹介します。

参考になる論文

YAKUGAKU ZASSHI.122(5) 323-329 (2002)

グレープフルーツのジュースと果肉をニフェジピン及びニソルジピンと併用した場合の血中濃度変化の検証解説図/児島悠史作成

グレープフルーツのジュースと果肉をニフェジピン及びニソルジピンと併用した場合の血中濃度変化の検証解説図/筆者作成

(概要)
グレープフルーツジュースの飲用によって血中濃度が大幅に上昇することが確認されている「ニフェジピン」と「ニソルジピン」を、グレープフルーツの“果肉”200gと併用した場合の血中濃度変化を検証した研究。

(結果)
・果肉摂取から1時間後に薬を服用した場合、Cmaxは40~50%、AUCは30%上昇した。
・同量のジュースを飲用するよりも、血中濃度変化は小さい


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児島 悠史
こじま ゆうし

薬剤師 / 薬学修士 / 日本薬剤師会JPALS CL6。
2011年に京都薬科大学大学院を修了後、薬局薬剤師として活動。
「誤解や偏見から生まれる悲劇を、正しい情報提供と教育によって防ぎたい」という理念のもと、ブログ「お薬Q&A~Fizz Drug Information」やTwitter「@Fizz_DI」を使って科学的根拠に基づいた医療情報の発信・共有を行うほか、大学や薬剤師会の研修会の講演、メディア出演・監修、雑誌の連載などにも携わる。
主な著書「薬局ですぐに役立つ薬の比較と使い分け100(羊土社)」、「OTC医薬品の比較と使い分け(羊土社)」。

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