Ca拮抗薬服用中はグレープフルーツジュースだけでなく果実も避けるべき?
グレープフルーツジュースは、多くの薬と相互作用を起こすことが知られています。そのため、薬剤師としてもグレープフルーツジュースの飲用を避けるように服薬指導をすることは多いですが、グレープフルーツの「果実」そのものを食べるのも避けた方良いのでしょうか。
今回は、そんな患者さんからの質問に答える際に参考になる、グレープフルーツの「ジュース」と「果実」による相互作用リスクの違いを検証したデータを紹介します。
参考になる論文
YAKUGAKU ZASSHI.122(5) 323-329 (2002)
グレープフルーツのジュースと果肉をニフェジピン及びニソルジピンと併用した場合の血中濃度変化の検証解説図/筆者作成
(概要)
グレープフルーツジュースの飲用によって血中濃度が大幅に上昇することが確認されている「ニフェジピン」と「ニソルジピン」を、グレープフルーツの“果肉”200gと併用した場合の血中濃度変化を検証した研究。
(結果)
・果肉摂取から1時間後に薬を服用した場合、Cmaxは40~50%、AUCは30%上昇した。
・同量のジュースを飲用するよりも、血中濃度変化は小さい