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薬剤師のための「薬局英会話」

更新日: 2024年12月25日 薬剤師Noriko

【薬剤師英会話】内服薬の用法用量を英語で説明しよう

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英語圏の患者さんが来局したとき、服薬指導ができますか?医療英会話は難しそうなイメージですが、「コツを抑えれば難易度は高くありません」と言うのはNoriko先生です。この薬局英会話シリーズでは、実際に使える現場の英語をわかりやすくNoriko先生に教えてもらいます。第1回のテーマは「内服薬の用法用量を伝える」です。

英会話に悩む薬剤師の画像

医療英会話と聞くと「難しそう」「日常英会話をマスターしてからでしょ?」と思う方が多いようですが、実は範囲が狭いこのような特化型の英会話は、日常英会話よりも簡単です。
ただ、闇雲にフレーズの丸暗記では効率が悪く挫折しがちです。学び方にもコツがあります。ここでは「効率よく、頑張らなくても薬剤師としてある程度の英語力を身につけられる」を目指して、実際に使える現場の英語を身につけていきましょう。

【薬剤師英会話】内服薬の用法用量を英語で説明しよう

薬を「飲む」といいたい時、動詞は何を使えばいいでしょうか?
直訳して"drink"を使いたいところですが、基本的にはいつも"take"を使います。「摂取する」を思い浮かべると納得かもしません。
”take”は内服以外にも色々と使えますが、まずは、薬を「飲む(服用する)」は"take"を使うと覚えて、基本的な用法用量の服薬指導が言えるようになりましょう。
用法用量の服薬指導は、以下の公式に当てはめれば概ね応用が可能です。

<公式> Take-用量-剤形-回数-タイミング

基本的な語彙

[剤形]

  • 錠剤:tablet 
  • カプセル:capsule  
  • 分包品:packet

[回数]

  • 1日1回:once a day
  • 1日2回:twice a day(two times a day)
  • 1日3回:three times a day (3回以上は数字を変えるだけ)

[タイミング]

  • 朝食前/後:before / after breakfast
  • 昼食前/後:before / after lunch
  • 夕食前/後:before / after dinner
  • 毎食前/後:before / after each meal
  • 就寝前:before bed 又は before bedtime / at bedtime

【薬剤師英会話】実践!患者さんに英語で伝えよう

1: 1回1錠、1日1回、朝食後に服用してください
Take 1 tablet once a day after breakfast.

2: 1回2錠、1日2回、朝食後、夕食後に服用してください
Take 2 tablets twice a day after breakfast and dinner.

3: 1回1包、1日3回、毎食前に服用してください
Take 1 packet 3 times a day before each meal.

4: 1回1カプセル、1日1回、就寝前に服用してください
Take 1 capsule once a day before bed.

【薬剤師英会話】特殊な用法の英語フレーズが知りたい

内服薬は食事と関連づけて服用することが多いですが、「ビラノア」など空腹時の内服が推奨される薬はどのように表現したらいいでしょう?

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薬剤師Noriko
やくざいしのりこ

ドラッグストア、調剤薬局を経験後、アメリカに3年間滞在。英語は大の苦手から1から学び直し、医療通訳技能検定1級を取得。自身の経験を活かし、ビギナーでも身につけやすい『これなら身につく!薬局英会話最短トレーニング』(じほう社)を出版。Instagram、TikTok、YouTubeなど様々な媒体で、薬学全般を工夫して楽しく学ぶコンテンツを配信中。また、アニメーションで学べる動画も発信している。

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