【薬局英会話】「熱が出たら服用してください」をなんと言う?

今回は「熱が出たとき」「吐き気があるとき」のような、必要なときだけ服用する頓服使用についての服薬指導を学びます。用法用量はすでに学んだフレーズで表現可能ですが、頓服では、用法用量だけではなく症状を付け加えるのがポイントです。この表現も公式に当てはめて簡単に作れますので、ぜひ公式を覚えて応用してみましょう!
英語でなんと言う?「〇〇の症状が出たら服用してください」

「〇〇の症状が出たら」を簡単な英語にすると
<when you have + 症状 >
つまり前回学んだように、” have + 症状(名詞)”で「症状がある」という意味なので、それを利用して、「症状があるときに」というフレーズを作ります。
あとは、「服用してください」の部分に、具体的な用法用量を当てはめますが、これもすでに出てきた基本的な用法用量を当てはめるだけです。
基本の用法用量のフレーズでは、最後に朝食後、毎食後などのタイミングを入れていましたが頓服では、タイミングの代わりに「〇〇の症状があるときに」を入れれば完成です。
では具体的なフレーズをみてみましょう。
実践!必要なときに服用する頓服表現を学ぼう
第1回で取り上げた基本的な用法用量を伝えるときの公式は以下でした。
<公式>Take-用量-剤形-回数-タイミング
それでは、頓服の服薬指導を簡単な公式にするとこのような感じになります
<公式>Take - 用量 - 剤形 - when you have - 症状(名詞).
頓服なので回数は必要なく、タイミングの部分を症状があるときにという表現に変えます。
また、基本的な用法用量の公式同様、タイミングは最後に入れていますが、前後を入れ替えて、When you have~から始めても大丈夫です。
では、具体的なフレーズを見てみましょう
1: 熱があるときに1錠服用してください。
(Take one tablet when you have a fever.)
2: 頭痛がするときに2錠服用してください。
(Take two tablets when you have a headache.)
3: 足をつったときに1包服用してください。(芍薬甘草湯など)
(Take one packet when you have a leg cramp.)
もちろん、前回同様形容詞などを利用した表現も可能です。その場合は haveではなく、be 動詞やfeelなどの適した動詞で応用してください。
外来でよく使う頓服表現をマスターしよう!
頓服表現には他にどんなものがあるでしょうか?外来でよく使う表現を確認してみましょう。
ここでも日本語の表現に惑わされず、機械的にhave + 症状(名詞)で作るのがポイントです。