薬歴ビフォーアフター~薬歴の悩み、解決します~

更新日: 2022年2月17日

プロブレムの中心を見極めよう!

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お悩み

今回の患者さんの症例では、医師からは「治ってきた」と言われたそうですが、本人は「ちっとも治らない」と反対のことを訴えています。この薬歴ではそれが伝わらないように思うのですが、どう書けばよいでしょうか?

(症例)
70代の女性。3カ月ほど前から、鼻水が止まらず、痰も出ます。鼻が詰まった状態が続き夜、息ができなくて眠れません。1カ月前までは、この処方にクラリスが加わっていましたが、前々回からこの2種類になりました。医師は「良くなってきましたね」と言うが、本人じゃ「全然良くなっていない」と訴えます。


〈処方〉
Rp1.カルボシステイン錠500mg  2錠 分2 朝・夕食後    14日分
Rp2.リンデロン点眼・点耳・点鼻液0.1% 10mL 1日2回 点鼻 1調剤

〈処方〉
Rp1.カルボシステイン錠500mg
 2錠分2 朝・夕食後  14日分
Rp2.リンデロン点眼・点耳・点鼻液
 0.1% 10mL 1日2回
 点鼻 1調剤

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薬歴Before

S) 先生からは良くなっていると言われたが、自分はあまり良くなっていると思わない。
O) レントゲンは白い所が少なくなってきていて良くなっていると言われた。鼻水もほぼなくなり、頬の痛みもない。
A) レントゲンでも改善がみられているので、確実に良くなってきてはいる。改善の自覚はないが、治るまでもう少ししっかり治療を継続してほしい。
P) 毎日少しずつ良くなってきているのであまり実感がないかもしれませんが、鼻水と頬の痛みは改善がしていますよね。レントゲンを見て先生も良くなってきていると言っていますし、確実に良くなってきていますので、もう少し頑張って続けてみましょう。
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プロブレムの中心はどこにありますか?

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岡村 祐聡
おかむら まさとし

有限会社服薬ケア研究所所長。明治薬科大学薬学部薬剤学科卒業。
都内調剤薬局や調剤薬局チェーンの教育担当管理職を経て、1997年に『服薬ケア研究所』を設立。
「服薬ケア」理論を各地で提唱し続け、全国各地で開催される研修会や服薬セミナーなどでも精力的な活動を行っている。 2002年には、服薬ケアを学ぶ全国の有志で設立された「服薬ケア研究会」から要請を受け、会頭に就任。最新著書は「10日間で極意をつかむ選ばれるかかりつけ薬剤師になる 患者応対技術と服薬ケアコミュニケーション」(診断と治療社)。書籍の詳細は服薬ケア研究所のホームページを参照。
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