プロブレムを明確にし、Aの根拠をOに書こう
あまり深く考えることなく、患者さんから聞いたことをすべてSに書きました。特に検査値などはないので、Oには何も記載していません。会社では「Oは検査値を書くところ」と教わっています。これで薬歴として問題ないでしょうか。
(患者)
68歳 女性。
〈処方〉
頓服 マクサルト錠10mg 10回分
片頭痛時1錠服用

薬歴Before
| S) | 今まで1カ月に2回くらい飲んでいたけど最近は大丈夫だった。 先生に聞いたらその時の気候とかにもよると思うと言われた。 相変わらず飲んだら効くまでに4~5時間かかる。 肩が痛くなったら飲んでいる。 |
| A) | 服用のタイミングが早い可能性あり |
| P) | マクサルトが効くまでに4~5時間かかるとの事なので、飲むタイミングが早い可能性があります。 片頭痛で頭が痛くなってから服用するようにしてはどうでしょう。 一度服用して効果が不十分な場合は2時間あけると追加で服用することもできます。 次回服用タイミングについて再度確認すること。 |

「Oは検査値を書くところ」ではない
「Oは検査値を書くところ」。久しぶりに聞きました。30年近く前、薬剤師がSOAPを取り入れた当初は、よく言われていたことですが、「Oは検査値を書くところ」ではありません。大きな間違いです。Oとは、A(アセスメント)の根拠となる事実を書くところであって、検査値を書くところではありません。その検査値が薬剤師としてのアセスメントの根拠になっているならOに書いてよいのですが、あくまでA(アセスメント)が中心です。
そしてSは、主に患者さんの主訴、患者さんがそのプロブレムをどのように認識しているのかを書くところであり、「患者さんが言ったことはすべてS」ではありません。なぜなら、薬剤師が聴取できるO情報は、基本的に「患者さんのおっしゃったこと」から入手することがほとんどだからです。その患者さんがおっしゃったことの中から、主訴にあたる内容をSに、A(アセスメント)の根拠にあたる内容をOに、自分で切り分けてください。