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在宅医療における薬剤師の役割

第2回 患者タイプによる2つの薬局の在り方と連携

 一口に「在宅医療」と言っても、患者さんの医療・介護依存度に応じて必要なサポートはさまざまです。それに応じてかかる医療機関は変わりますが、「薬局」はどうでしょうか。あらゆる患者さんに対応しようと、在宅医療へ飛び込むハードルを必要以上に高くしてはいないでしょうか。今回は、在宅医療が必要な患者さんの分類と、それを支える薬局の在り方について考えてみます。


患者さんの医療依存度によって「薬局の介入度合い」も変わる

 「在宅医療を受けている患者さん」といった時に、皆さんにはどのような患者さんが思い浮かぶでしょうか?
 脳梗塞などの後遺症で寝たきりの方でしょうか?認知症の方でしょうか?足腰が立たなくなり通院ができないため在宅医療を受けている慢性疾患のお年寄りでしょうか?それともがんの末期で緩和ケアを受けている患者さんでしょうか?
 上記で示した患者さんはすべて在宅医療を受けられていますが、医療や介護依存度はまちまちです。医療や介護の依存度が違うということは「薬局の介入度合い」も違うのですが、薬局が在宅医療に関わるという議論をしていると、認知症の話をしているのに、いつのまにか医療用麻薬の在庫の話になっている等、すべての医療介護依存度が混在してしまい、議論が混乱していることが少なくありません。
 通常業務の中で外来患者さんの割合が多い薬局さんの場合には、緊急訪問が想定されるような医療依存度の高い患者さんを支えることや、さまざまな医療機材や医療用麻薬を在庫することは難しい、ましてや無菌調剤なんて大変だ、と感じられている薬剤師さんが多いと思います。かかりつけ薬局の考え方からすれば、自局の周りの在宅患者さんをどのような医療依存度であっても支えられるのは理想かもしれません。ですが、医療依存度が高い患者さんを意識しすぎるがゆえに、在宅医療へ飛び込むハードルを自ら高くしてはいないでしょうか?

在宅患者さんを「4つ」に分けて考える

 そこで、大まかではありますが、在宅患者さんを「非がん」と「がん」に分け、さらに「…

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更新日: 2016年9月7日

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