1. m3.comトップ
  2. 薬剤師コラム・特集
  3. 在宅医療における薬剤師の役割
  4. 患者タイプによる2つの薬局の在り方と連携 vol.2

在宅医療における薬剤師の役割

第2回 患者タイプによる2つの薬局の在り方と連携

 一口に「在宅医療」と言っても、患者さんの医療・介護依存度に応じて必要なサポートはさまざまです。それに応じてかかる医療機関は変わりますが、「薬局」はどうでしょうか。あらゆる患者さんに対応しようと、在宅医療へ飛び込むハードルを必要以上に高くしてはいないでしょうか。今回は、在宅医療が必要な患者さんの分類と、それを支える薬局の在り方について考えてみます。


患者さんの医療依存度によって「薬局の介入度合い」も変わる

 「在宅医療を受けている患者さん」といった時に、皆さんにはどのような患者さんが思い浮かぶでしょうか?
 脳梗塞などの後遺症で寝たきりの方でしょうか?認知症の方でしょうか?足腰が立たなくなり通院ができないため在宅医療を受けている慢性疾患のお年寄りでしょうか?それともがんの末期で緩和ケアを受けている患者さんでしょうか?
 上記で示した患者さんはすべて在宅医療を受けられていますが、医療や介護依存度はまちまちです。医療や介護の依存度が違うということは「薬局の介入度合い」も違うのですが、薬局が在宅医療に関わるという議論をしていると、認知症の話をしているのに、いつのまにか医療用麻薬の在庫の話になっている等、すべての医療介護依存度が混在してしまい、議論が混乱していることが少なくありません。
 通常業務の中で外来患者さんの割合が多い薬局さんの場合には、緊急訪問が想定されるような医療依存度の高い患者さんを支えることや、さまざまな医療機材や医療用麻薬を在庫することは難しい、ましてや無菌調剤なんて大変だ、と感じられている薬剤師さんが多いと思います。かかりつけ薬局の考え方からすれば、自局の周りの在宅患者さんをどのような医療依存度であっても支えられるのは理想かもしれません。ですが、医療依存度が高い患者さんを意識しすぎるがゆえに、在宅医療へ飛び込むハードルを自ら高くしてはいないでしょうか?

在宅患者さんを「4つ」に分けて考える

 そこで、大まかではありますが、在宅患者さんを「非がん」と「がん」に分け、さらに「…

更新日: 2016年09月07日

続きを読む(会員登録する) »

新着一覧

  • 薬剤師が知っておきたい!内科疾患の事例検討
    循環器疾患について腎不全への理解 NEW 06月20日
    治療、副作用マネジメント、チーム医療での薬剤師の関わりについて、様々な疾患を検討する連載コラムです。 示された患者情報から後に続くQuestionを考えてみましょう。
  • 100人の医師に聞く「薬剤師リアル白書」
    医師は、薬剤師と良い仕事をするためにこんな努力をしている 06月19日
    100名の医師に、薬剤師と働くうえでの喜怒哀楽やエピソードを伺うシリーズ、第3弾は、「薬剤師と良い仕事をするために心がけていること」を聞きました。ぜひ、参考にしてみてください。
  • キクオの薬局見聞録~薬剤師のリアルを届けます!!~
    薬剤師におすすめのプライベートの過ごし方 06月18日
    コラム第4弾は「薬剤師のプライベートの過ごし方」です。現役薬剤師ブロガー・キクオが、インドア派・アウトドア派、それぞれにおすすめの過ごし方を提案します。
  • ちょっと気になる…!患者さんが思う薬剤師のイメージ
    女性患者にとって、薬剤師は「うらやましい」職業だった!? 06月18日
    普段、患者さんは薬剤師のことをどう思っているのでしょう? Askdoctors会員に「薬剤師」へのイメージアンケートを実施しました! 前回は、総合ランキングをお伝えしましたが、今回は女性からの回答に限定してお届けします。ぜひご覧ください。
  • 薬剤師のための「学べる医療クイズ」
    Q.アセトアミノフェンの内服薬と坐薬で効き目に違いは? 06月17日
    子どもの解熱には「アセトアミノフェン」がよく用いられるが、内服薬と坐薬で効き目にどういった違いがあるとされているか。
  • 薬剤師スキルアップナビゲート
    がん性皮膚潰瘍ケアにおける薬剤師の役割 06月14日
    乳癌によるがん性皮膚潰瘍は、ボディイメージの変容や悪臭などの臨床症状などから精神的な負荷も大きく、QOLの低下を招きやすい疾患のひとつです。がん性皮膚潰瘍臭改善薬を要とした薬剤師による介入で、症状を緩和しつつ、良好なQOLの維持につなげることができます。
  • 薬剤師のための「学べる医療クイズ」
    Q.ロキソニンとの併用を注意すべき血糖降下薬は? 06月13日
    ロキソニンとの併用を注意すべき血糖降下薬を選択するクイズです。
  • 薬剤師に聞きました-現場のアレコレ編
    患者に対する態度が悪い 【忘れられないクレーム】 06月12日
    薬の飲み合わせや服薬指導など、薬剤師は患者さんと直接触れ合うことの多い業務です。それゆえ、患者さんから不平を言われる機会も多くなってしまいます。今回はm3薬剤師会員の皆様に「患者さんに対する態度」に関するクレームをお伺いしました。

薬剤師の先生におすすめのm3.comサービス

薬剤師の限定サービスをご利用いただくには、 薬剤師プロフィールの登録 が必要です。

MR君

MR君

最新の医療情報・医薬品情報が届きます。

薬剤師掲示板

薬剤師掲示板

仕事の悩みやフリートークなど全国の薬剤師が集うコミニティ。

DI Station

薬剤評価 DI Station

薬剤師と医師限定。薬のクチコミや5段階評価が見られます。

16万人以上の薬剤師が登録する日本最大の医療従事者専用サイト

    • m3.com
       ご利用はすべて無料!
    • 最新医療ニュースやコラム、薬のクチコミ情報など、薬剤師・医師のための情報が集まっています。
    • 《人気記事の一部を紹介》
      ・服薬指導のコツ
      ・薬剤師のためのリーダー論
      ・都道府県別薬剤師年収ランキング
    • ご利用でポイントも貯まります!

m3.comを検索

注目キーワード

m3.com薬剤師をFacebookでフォローする

m3.com薬剤師をTwitterでフォローする