こんなとき、どうする?服薬指導のツボの画像こんなとき、どうする?服薬指導のツボの画像

出荷調整の代替薬に納得しない患者さん

50代男性の患者さん。処方せんを持ってきましたが、出荷調整の薬剤で在庫がないため、ジェネリックや代替薬を提案しました。ところが患者さんは「薬を変えたくない」と納得しません。「他の薬局に行っても希望する薬は在庫がないと思います」と現状を説明するのですが、「この薬がなくて調子が悪くなったら責任をとってくれるのか」とすごまれてしまいました。このような患者さんに薬剤の出荷調整の状況を理解していただくにはどうすればよいでしょうか?

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服薬指導のツボ!

出荷調整の説明は、患者さんには「薬局の都合」に映ってしまい、理解できないばかりか不安や不信感を募らせることになりかねません。患者さんと薬剤師の認識には違いがあることをしっかり理解した上で、薬局側の言い分はひとまず置いて、反論せず、言い訳せず、否定もせずに、とにかく患者さんの話を聞きましょう。話を聞く際には頷きや相づちを入れながら共感を示します。患者さんの気持ちが落ち着いてきたら、出荷調整の現状と今後の対応についてあらためて説明するといいでしょう。

DO処方で服薬指導がマンネリ化してしまうときの対応

毎回同じ処方薬の患者さんへの服薬指導はマンネリ化してしまいます。DO処方ばかりの患者さんによりよい服薬指導をするにはどうしたらいいでしょうか。また、患者さんのアドヒアランスを向上させるためにどんな接遇を心がけたらいいでしょうか。

DO処方で服薬指導がマンネリ化してしまうときの対応の画像
服薬指導のツボ!

毎回DO処方という患者さんへの指導では、患者さんの生活環境などに興味を持ち視点を変えてみましょう。生活習慣やクセなどを引き出すことができれば、マンネリ化を防いで服薬指導の幅がひろがります。指導の際は、患者さんが薬剤師を信頼し、その言葉を正しく受け入れて薬物治療に前向きになれるよう、笑顔での対応を心がけましょう。

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