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ベンゼン三兄弟がレポート!薬剤師実態調査

更新日: 2022年6月13日 薬剤師コラム編集部

オンライン服薬指導、テレワーク(在宅勤務)でよい?

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調剤室で生まれた「ベン」「ゼン」「カン」の三兄弟。薬剤師がイキイキと働けるようにお手伝いをしたい!と奮闘するベンゼン三兄弟が、薬剤師に聞いた実態調査をレポートします。

オンライン服薬指導は新型コロナウイルス感染症の拡大に対応するために、時限的・特例的な対応として実施。厚生労働省では新型コロナウイルス感染症の拡大に際して、電話や情報通信機器を用いた診療等の時限的・特例的な取扱いについて、令和3年3月31日付けで見直しを行っています。

  • 薬剤師の責任・判断により初回からオンライン服薬指導を実施可能とすること
  • オンライン診療・訪問診療において交付された処方箋以外の処方箋においても、オンライン服薬指導の実施を可能とすること
  • 服薬指導計画の見直し

(参照)
厚生労働省「令和3年度薬剤師の資質向上に向けた研修に係る調査・検討事業(ICTを活用した業務等に係る薬剤師の資質向上)

m3.com薬剤師会員の皆さんに「オンライン服薬指導のテレワーク(在宅勤務)」できる職場で働きたいと考えているのか希望をうがったところ「いいえ」59%と回答。
一方でテレワークを望む理由として最も多かったのは、「通勤時間を短くしたい/無くしたい」39%となり、時間を効率的に利用できることをテレワークの利点として挙げていました。

さらに転職する場合にテレワークを重視するかという質問に対しては「どちらともいえない」36%、「まったく重視しない」22%という結果となり、働き方の条件として必ずしもテレワーク(在宅勤務)が必須ではないことが分かりました。
その他、オンライン服薬指導をテレワーク(在宅勤務)で行うメリットやデメリットなど、さまざまな意見が寄せられています。

Q1:オンライン服薬指導などをテレワーク(在宅勤務)で行うことをどう思う?

オンライン服薬指導・賛成派

  • 場合によっては効率的。ただし勤務する側のプライバシー配慮などの課題はあると思う
  • 家事と育児と両立できて嬉しい
  • テレビ電話もできるから意思の疎通もとれる
  • 時代の要請だと思う
  • 個人情報を自宅で管理できるシステムがあれば時間に融通が効いて良い
  • 薬剤師の新しい働き方のモデルケースになる
  • 問題ない。地方では車で訪問しているところであれば移動時間が削減され、その分指導件数が増えると考える
  • 必ずしも対面で行うことが望ましいとは思わない。テレワークでも十分可能な場合も多いと思う
  • 働き方の一つとしていいと思う、リフィルが増えれば服薬フォローの一つとして代用できる
  • いつでも服薬指導ができるので有意義
  • 薬剤師の働く場が広がり、多様化につながる
  • 育児休業や介護休業中などの人材活性に有効となる可能性がある
  • オンライン服薬指導の件数が増えてくるのであれば、あっても良い
  • 対面ほどは上手く伝わらない面もあるかと思うが、本当に動けない患者本人と、直接話はできる

オンライン服薬指導・一定の条件付きで賛成

  • 賛成。ただ薬歴の内容を把握や複雑な背景を持っている患者の前情報など課題も残る
  • 一定の条件を満たせば賛成。完全な個室で自分以外の家族の音声が入らないこと。個人情報が守られていると安心できる空間であることが条件
  • ありだと思う。ただ個人情報の取り扱いに注意が必要なのでパソコンは社用が必要
  • 薬歴を確認することができれば問題ない
  • 服薬指導は「前回までの薬歴を参照して」が原則
  • オンライン服薬指導を行う時間が設定されているのであれば行いたい
  • 患者対応ニーズとしてはありだと思う。都市部では進んでいくのでは?オンライン診療が進めば必須になってくる時代が来る
  • 患者の状況が十分に観察できる環境があるならば良いと思われる
  • 必要な方々は、機械が苦手な方々が多い
  • 山間地域で過疎化も進んでいるが、対象は僅か
  • 服薬指導だけが業務なら在宅勤務はありだと思う

オンライン服薬指導・不安・反対派

  • 現実的ではない
  • きちんと薬歴を確認できるか不安
  • 資料などが手元に十分ないと思うので、十分な服薬指導ができるか心配
  • 適切にできる薬剤師はいないと思う
  • 苦手意識がある
  • 仕事とプライベートの境界が無くなってしまうので、嫌だ
  • 興味はあるが、時期尚早な気もする
  • 不向き。患者への薬剤及び服薬指導などアドヒアランスの確認が難しすぎる
  • 対面業務しか経験していないこともあるが、抵抗がある
  • わざわざそんなことをする必要があるのか
  • 高齢者地域では薬の管理を把握するためにも厳しい
  • 在宅での服薬指導は、進めるべきだと思うが、個人情報や患者・家族のプレイバシー管理が難しい
  • 病棟の服薬指導を整備しても患者さんのところまでインフラを整えるスタッフの手間が増える。
    よって地域にそくしていない
  • 話を聞いてくれなさそうなときが心配
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ベン:
いろんな意見を聞くことができたね

Q2:オンライン服薬指導などをテレワーク(在宅勤務)で行える職場で働きたい?

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ゼン:
新しい働き方改革も必要だぜ

Q3:テレワークを希望する理由を教えてください。

  • 時代に合っている
  • 必ずしも薬局で対応できない場合に良い。地域に貢献したいので、薬局外でも役に立てることがあれば嬉しい
  • 同僚や上司に気を遣わなくて良い
  • 家事と育児と両立できる
  • 好きなところに住んで働きたい
  • 場所にしばられたくない
  • 必ずしも対面である必要性はない
  • 通勤時間減少
  • 副業にできそうだから
  • 今後の医療のあり方を変えるケースになるので先駆者になりたい
  • 感染リスクを減らしたい
  • 環境があるのなら利用すべき
  • 通勤時間の短縮、育児や介護との両立、フレキシブルに働ける
  • 実際の調剤薬局と在宅での業務をミックスさせた働き方があってもいいと思う
  • コロナ禍でも働ける環境が大切だから
オンライン服薬指導、テレワーク(在宅勤務)でよい?の画像4

カン:
いろんな環境で働ける選択肢があるといいね

Q4:テレワークを希望する理由について、あてはまるものをすべて選んでください。

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Q5:もし転職するとしたら、テレワークをどの程度重視しますか。

オンライン服薬指導、テレワーク(在宅勤務)でよい?の画像6
まとめ
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ベン:
時間や場所にとらわれない働き方を推奨する声もあったね

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ゼン:
薬剤師のお仕事として難しさもあるぜ

オンライン服薬指導、テレワーク(在宅勤務)でよい?の画像9

カン:
少しずつでも導入できる環境が整うといいね

ベンゼン三兄弟の画像

ベンゼン三兄弟

ベン・ゼン・カンの三兄弟。調剤室で生まれ、日々がんばる薬剤師を見て育ってきた。薬剤師に元気を届けながら、自分たちもいつか薬剤師になる日を夢見ている。薬剤師がイキイキと働けるようにお手伝いをしたい!と奮闘中♪

ベン画像

《 ベン 》
正義感の強い三兄弟のリーダー。勉強熱心でいろいろなことに興味津々。
熱中するとまわりが見えなくなりがち。

ゼンの画像

《 ゼン 》
明るくてポジティブな三兄弟のムードメーカー。
調子にのりやすく失敗もするが、立ち直りも早い。

カンの画像

《 カン 》
優しくて気配りのできる三兄弟の癒やし系。控えめだけど実はしっかり者。
なぜかゼンへのツッコミは厳しい。

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「m3.com」薬剤師コラム編集部です。
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