薬剤師不足、解消できる?

調剤室で生まれた「ベン」「ゼン」「カン」の三兄弟。薬剤師がイキイキと働けるようにお手伝いをしたい!と奮闘するベンゼン三兄弟が、薬剤師に聞いた実態調査をレポートします。
平成30年度に実施された「薬剤師の需給動向の予測および薬剤師の専門性確保に必要な研修内容等に関する研究」によると、薬剤師の総数として今後数年間は需要と供給が均衡していく状況が続き、長期的には供給が需要を上回る見込みと予測。さらに薬剤師総数の観点において、現在の水準以上に薬剤師の養成が必要となる状況は考えにくい状況となっています。
ただし、地域により高齢化の状況や医療事情などが異なるため、将来にわたり良質かつ効率的な医薬品提供体制を確保するためには地域ごとの薬剤師の需給状況の現状を詳細に把握し、今後の人口構成の変化や地域の医療提供体制を踏まえた上で将来の薬剤師の需給動向を推計することが必要としています。また調査における変動要因として、以下の内容が挙げられています。
【調査における変動要因】
- 医療需要などの変化:投薬対象者数、処方箋枚数、病床数などの推移
- 業務の変化:対人業務の充実、機械化・ICTの活用における業務効率化など
- 薬剤師の働き方:常勤・非常勤、勤務時間など