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薬剤師のための最新コロナ対策

更新日: 2021年2月28日 薬剤師コラム編集部

新型コロナワクチンの副反応はどのようなもの?起きた場合の補償制度はあるの?

副反応は?補償制度は?新型コロナワクチンの疑問の画像1

これまで報告のあった副反応は?

ここでは国内での接種が決まっている、ウイルスベクターワクチンとmRNAワクチンの副反応についてとりあげます。

局所反応 ―― 接種部位の疼痛・発赤・腫脹

局所反応では、ウイルスベクタ―ワクチンと比べてmRNAワクチンのほうが接種部位疼痛の頻度が高くなっています。この頻度は成人における不活化インフルエンザワクチンと比べてはるかに高い頻度です。

全身反応 ―― 発熱・倦怠感・頭痛・寒気・嘔気、嘔吐・筋肉痛・関節痛

双方のワクチンで、倦怠感、頭痛、嘔気・嘔吐、筋肉痛などの頻度が高く、全身反応の有害事象も高頻度でみられています。ですが、これらの症状は対照群でもある程度みられるため、よく識別するが必要があります。発熱(38℃以上)に関しては、1回目よりも2回目の接種後で多くなっています。発熱は対照群ではほとんどみられていないため、ワクチンによる副反応の可能性が高いと思われます。この傾向は、高齢者層よりも若年者層で高くなっており、特にmRNAワクチンではより頻度が高いため注意を要します。ウイルスベクターワクチンの場合は、一回目に24,5%と高頻度でみられたものの、その後はみられていません。
また、重篤な有害事象については、まれな頻度ではあるものの、アナフィラキシーが発生したことが報告されています。有害な事象の詳細一覧は次の図をご参照ください。

副反応は?補償制度は?新型コロナワクチンの疑問の画像

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(日本感染症学会ワクチン委員会 COVID-19ワクチンに関する提言 第1版より)

これまでの臨床試験で安全性の確認は十分できている?

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