患者さん自身が薬の管理ができない場合の対処法
ケース96:患者さん自身が薬の管理ができない場合の対処法
80歳の男性患者さん。お薬を1日20錠以上、食前と食後に服用しないといけませんが、高齢のため本人は薬の管理ができなさそうです。また一緒に住む奥様も同年代で薬の管理はできないと思います。一包化以外に、服薬管理をする方法はあるでしょうか。
服薬指導のツボ
高齢患者さんの服薬では、薬の種類や量が増える傾向があることに加えて、知的機能の低下により多種類・多量の薬を指示通り服用することが次第に難しくなります。飲み忘れや飲み間違いを防ぐには、服薬ボックスやおくすりカレンダーなどの利用、家族が服薬時間を電話で知らせる、服薬支援ツールの活用といった方法があります。