地方で働く場合、住居付き派遣薬剤師はどうなの?メリット・デメリット
派遣薬剤師は、働く時間を選べて高時給なので人気の働き方です。
そんな派遣薬剤師のなかに、住居付き派遣という求人があるのをご存知でしょうか。
地方で働く派遣薬剤師のために、家賃補助や住宅手当として住居を用意してくれるケースがあります。
引っ越し費用を抑えられるため、地方薬剤師として派遣で働く際には、ぜひ利用したい制度です。
ここでは、住居付き派遣薬剤師の働き方や、メリット・デメリット、仕事の探し方などについて詳しく説明します。
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住居付き派遣薬剤師とは?
薬学部のある大学が都会にあることもあり、薬剤師は都市部には多くいますが、地方では少なくなっています。薬剤師の数が少なく、募集をかけてもなかなか応募のない地方では、他の地域から薬剤師に来てもらうために、住居付きで派遣薬剤師の求人を出すことがあります。
こうした求人では、家賃補助や住宅手当として住居を用意されているケースも多く、引っ越し費用や住居探しの負担を抑えて地方で働けるのが特徴です。
とくに全国規模の大手の派遣会社では、地元にいながら全国の派遣求人を紹介してもらうことができます。
そのため、派遣は資格があれば全国どこでも働けるという薬剤師のメリットが生かされた働き方だといえます。
仕事の内容としては、調剤薬局での調剤や服薬指導が中心となります。派遣薬剤師ですので、着任してすぐに即戦力として働くことが期待されているといえるでしょう。
住居付き派遣薬剤師は高時給
派遣薬剤師は一般的に高時給ですが、地方で働く住居付き派遣薬剤師は、そのなかでも時給は高くなります。
地方では薬剤師不足が深刻なので、住居を用意するだけでなく、時給も高くしないとなかなか応募がないためです。
前任者が辞めたためすぐに薬剤師を必要としている「急募」や、寒い時期の繁忙期はとくに時給が高くなる傾向にあります。
派遣薬剤師全体の平均時給は3341円(薬キャリ調べ)ですが、住居付き派遣薬剤師では3500〜4000円という求人が多くみられます。
また、直接時給に反映されているわけではありませんが、住居費や場合によっては光熱費を払わなくていいことを考えると、実質的には住居手当や家賃補助が支給されているのと同じことになります。
地方勤務に伴う引越し費用や生活コストを抑えられる点も含めると、金銭面でのメリットは非常に大きいといえるでしょう。
通常、派遣社員に住宅手当や家賃補助が支給されないことを考えると、住居付き派遣薬剤師は例外的に待遇が手厚いケースだといえます。
住居付き派遣薬剤師はどんなところに住む?
住居付きの派遣薬剤師に用意される住居は、家具・家電付きのマンションや、マンスリーマンションが一般的です。へき地の場合は一軒家ということもあります。
家具付きのところが多いので、地方で働く薬剤師であっても身の回りの荷物を持っていけばOK、すぐに働けます。
また、期間が長くない場合は、ホテル暮らしの場合もあります。
この場合も、宿泊費は派遣先が負担するため、実質的には家賃補助や住宅手当が支給されているのと同じと考えられます。
住居は職場から近いところに用意されるので、通勤時間はかからず、満員電車や渋滞などのストレスからも解放されるでしょう。
住居付き派遣薬剤師のメリット
住居付き派遣薬剤師は、基本的に地方で働くことになるので、向いている人と向いていない人が分かれる傾向にあります。
では、住居付き派遣薬剤師にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
短期間で稼ぐことができる
住居付き派遣薬剤師は高時給なので、短い期間でもがっつり稼ぐことができます。
たとえば、時給3500円の場合、1日8時間、月20日勤務で計算すると、1か月で56万円になります。残業したり、勤務日を増やしたりすると、もっと稼ぐことも可能です。
また住居付き派遣では家賃がかからない、もしくは家賃補助や住宅手当と同等の条件が付くケースが多く、生活費を大きく抑えられます。
友達もいない、遊ぶ場所もない場所は、仕事に集中するにはかえって都合がいいと考えることもできます。
短期間でお金を稼いで、派遣期間が終わったら長期の海外旅行に出かけたい、というような人にぴったりの働き方です。
いろいろなところに住むことができる
住居付き派遣薬剤師の募集は、北は北海道から南は沖縄まで、全国各地にあります。
また、離島やへき地だけでなく、地方の中小都市からの求人も数多くあります。
薬剤師は病院やドラッグストアがあるところには必ず必要とされる職種です。
そのため、派遣という働き方でも求人が途切れにくいのが特徴です。
条件に強いこだわりがなければ、応募先に困るということは少ないでしょう。
住居付きなので、大掛かりな引っ越しの必要もありません。
同じ薬剤師という仕事をしながら、いろいろなところに気軽に移動して住むことができるのもメリットです。
リゾートや趣味が楽しめることも
地方の派遣先によっては、仕事とプライベートを両立しやすい環境で働ける点も魅力です。
沖縄や九州などの南国に行けば、マリンスポーツを楽しむことができます。
北海道や東北などでは、休日はスキーやスノボ三昧ということも可能ですね。
最近すっかり趣味として定着したキャンプにも気軽にでかけられます。
また、その地方の観光スポットや温泉をまわるという楽しみ方もできるでしょう。
旅行好きな人にとっては、派遣薬剤師をしながら旅の楽しみも味わえる働き方だといえます。
住居付き派遣薬剤師のデメリット
このようなメリットのある住居付き派遣薬剤師ですが、違う面からみれば、これらの面は普通とは違うデメリットにもなります。
落ち着いて働くことができない
派遣薬剤師は、もともと職場が定期的に変わる働き方です。同じ職場で働けるのは、最長でも3年です。長期間働く人員を必要としているときは、正社員やパートを採用するので、実際は派遣薬剤師が3年間同じ職場で働くことは稀だといえます。
住居付き派遣薬剤師の場合も、地方の派遣先で一定期間働くことが前提となっています。せっかく仕事を覚えて職場になじんでも、派遣期間中だけの居場所です。そのまま働き続けることはできません。
また、職場によって住居が用意されているということは、裏を返せば仕事が終わればそこに住み続けることはできないということです。
家賃補助や住宅手当の代わりに住居が提供される点は安心材料ですが、契約終了とともに引っ越し先を考える必要が出てきます。
住居付き派遣という働き方は、そういう面では不安定な立場にあるともいえます。
人間関係に気を遣う
住居も変えてそれまでとはまったく違う地方の職場で働くということは、まったく初めての人間関係のなかに入っていくということです。
住み慣れた土地で職場を変えるだけでもいろいろと気を遣うことがありますが、引っ越しがともなう初めての場所で新しい職場に入る際には、また違うストレスを感じることもあるでしょう。
人間関係にいろいろと気を遣わなければならないのは、住居付き派遣薬剤師のデメリットだといえます。
住み慣れた土地ならば、休日には友達や家族とすごすことができますが、住居付きで見知らぬ土地に行った場合、それもできません。働いているときだけでなく、プライベートの人間関係も変わってしまうので、孤独を感じることがあるかもしれません。
公共交通機関が不便なところがある
住居付き派遣薬剤師の求人にもさまざまなものがありますが、地方のへき地や山間部などの公共交通機関が不便な場所の求人が多くなっています。自家用車がないと生活ができないというところもあります。
車を持っていれば問題ありませんが、車がない場合は、条件のよい派遣先があっても応募が難しいかもしれません。
ただ、地方の中小都市や、田舎であっても駅の近くといった求人もあります。自分は車を持っていないから地方で派遣薬剤師としては働けないということはありません。
自分の条件を派遣会社のコンサルタントに伝えておけば、車がなくても無理なく働ける派遣先を紹介してもらえます。
住居付き派遣求人の探し方
住居付き派遣薬剤師には多くのメリットがりますが、 実際に地方で派遣として働き始めるまでのハードルは、高く感じられるかもしれません。
では、住居付き派遣求人はどのように探せばいいのでしょうか。
派遣会社のサイトで「住居付き」という条件で検索すれば、日本全国の住居付き派遣薬剤師の求人を見ることができます。
ただ、求人のなかでも条件がよく人気のものは、派遣会社の非公開求人であることも多くなっています。
まずは派遣会社に登録して、担当のコンサルタントに自分の希望を伝えておくとよいでしょう。
その際には、全国に支店のあるような大手の派遣会社がおすすめです。
地方の住居付き派遣求人も幅広く紹介してもらいやすくなります。
また、とくにリゾート地として人気の土地の求人はすぐに決まってしまうことが多いです。そのような場所を希望する場合は、いつでも引越し・就業できるよう、紹介されたらすぐに働けるように日ごろから準備しておくことも大切だといえます。
住居付き派遣薬剤師に関するQ&A
ちょっと特殊な働き方の住居付き派遣薬剤師。よくある疑問をまとめてみました。
引っ越し費用は出るの?
引っ越しにかかる費用は、派遣先から出る場合と出ない場合があります。
引っ越し費用は出るけれど、上限の金額が決まっていて、それ以上は自己負担になることもあります。
家具付き物件の場合はそんなに多くの荷物を運ぶことは想定されていないので、引っ越し費用は出ても最低限だと考えておいたほうがいいかもしれません。
また、こちらから地方の派遣先への引っ越し費用は出るけれど、派遣期間終了後に元の場所へ戻る場合や、次の派遣先へ向かったりする際の引っ越し費用は出ないというパターンもあります。
引っ越し費用の有無や条件は、派遣薬剤師にとって金銭面の重要なポイントです。
後からトラブルにならないよう、派遣会社を通して事前にきちんと確認しておきましょう。
光熱費は自己負担?
光熱費についても、自己負担の場合もあれば、住居費に含まれていることもあります。
部屋にWi-Fiがあるかどうかも気になるところですが、それも物件によります。
光熱費が自己負担の物件では、電気・ガス・水道の契約を自分でしなければなりません。
なお、ホテル住まいの場合は、光熱費が別にかかることはありません。
いま住んでいる住居はどうしたらいい?
実家住まいの場合は問題ありませんが、現在賃貸に住んでいて、地方で住居付き派遣で働こうという場合は、いま住んでいる部屋をどうするかが問題になります。
派遣先の住居が家具・電化製品付きのワンルームだったりすると、逆にいま持っている家具や家電を持っていくことができず、どうするか悩むことになるかもしれません。
現在住んでいる住居の家賃までは負担してもらえないので、どう対処するかは自分で決める必要があります。
期間が短かったり、派遣期間中に時々帰ってきてすごすつもりだったりするならば、そのまま部屋をキープしておいてよいでしょう。
住まない部屋に家賃を払うのが負担ならば、いまの住居を引き払って実家に荷物を送っておくという選択肢もあります。
トランクルームを利用することもできるでしょう。
派遣終了後のことも見据えて、引っ越しの判断をすることが大切です。
車に乗れないと不便?
先ほども説明したように、住居付き派遣薬剤師にもいろいろな求人があり、地方であっても車なしで生活ができる地域の派遣先もあります。
また、車がないと不便な土地でも、自転車を貸してくれる場合もあります。
ただ、車がないと不便な場所の派遣求人が多いのも事実です。
職場の近くに住んでいるので通勤には困らなくても、日々の買い物や、休日に不便さを感じることも。
もし車が運転できない場合は、無理をせずに公共交通機関が使える場所で求人を探すほうがいいかもしれません。
そういった条件も含めて派遣会社に相談をすることで、結果的にストレスなく働くことができるでしょう。
まとめ
資格職である薬剤師は、全国どこでも求人があり、地方であっても派遣として好条件で働けるのが大きなメリットです。
特に住居付き派遣薬剤師は、家賃補助や住宅手当に相当する住居が用意されるケースが多く、引越しの負担を抑えながら地方で働ける点が魅力といえるでしょう。
旅行好きな人、さまざまな土地でいろいろな経験をしたい人にとって、住居付き派遣薬剤師は魅力的な働き方だといえます。
もし住居付き派遣薬剤師に魅力を感じたら、まずは派遣会社に登録してみてはいかがでしょうか。
非公開、高時給の地方求人が知りたい方は、ぜひご連絡ください。