実は春先にも要注意なしもやけ!薬剤師が確認したいしもやけの原因や症状、治療薬について
冬になり手足が冷えるとできやすい「しもやけ」。私くるみぱんは毎年しもやけができるタイプで、昨年11 月に足にしもやけできて以来、ずっと指先が紫色をしています 。早く...暖かい季節になってほしいものです。そんなしもやけの原因や症状、治療薬について解説していきます。
しもやけ(霜焼け)とは
医学的には凍瘡といわれる疾患です。冷える時期に手足の指先や耳などの体の末梢部分が赤紫色に腫れ、痛みや痒みを伴います。学童期までは性差が見られませんが、それ以降になると女性のほうが多くみられます。
しもやけの原因
寒いと体温を保とうとして血管は収縮します。ところが、寒冷刺激が繰り返されることで、血管の調節が上手くいかなくなり、体の末端の血流が悪くなってしまうことで発症します。また、発症しやすい気候条件もあります。それは気温が4〜5℃で1日の寒暖差が10℃程度のとき、つまり冬の初めや冬の終わり(早春)のころです。
気温が低ければ低いほど発症しやすいというわけではありません。他にも、遺伝的要素が原因となることも考えられています。末梢の血流を調節しにくい体質であったり、多汗症で皮膚が冷えやすかったりということも要因となっている可能性があります。
しもやけの症状
しもやけができると皮膚が赤紫色になって腫れます。そしてその部位に痛みや痒みを伴います。この痒みは常に痒いわけではなく、お風呂に入ったときやコタツに入ったときなど体が温まったときに急激に血流が改善されて、より強く痒みを感じることがあります。症状が悪化すると水疱ができたり、さらにそれが破れることでただれてしまうようなこともあります。