救急認定薬剤師とは?取得方法とメリット
救急認定薬剤師とは?その役割も解説
「救急認定薬剤師」は、一般社団法人日本臨床救急医学会による「救急医療」という超急性期に特化した認定です。
この認定は、救急医療における薬物療法に関する高度な知識、技術、倫理観を備えていることと、救急現場で他の医療職と連携できる薬剤師であることを示します。
緊急性や重症度の高い患者さんに対して急な判断を要し、薬物治療に関しては主体的かつ確実な対応ができることを求められます。特に病院の救急救命室やICU(集中治療室)で、多職種と連携する際に真価を発揮します。災害医療の現場でも活躍できます。
認定を取得するメリット・強み
認定取得の過程で、薬物治療も含めた救急時に必要な知識と技能を得ることができます。
また、取得過程にある学術集会への参加によって、救急に携わる広い範囲の職種の方との接点が生まれます。
救急時の薬物治療のエキスパートとして公に認められ、災害発生時には支援要請が来ます。
「救急認定薬剤師」は、こんな人向け
救急医療の分野を極めたい
スピード感が大事
体力勝負難易度
領域 | 更新年 | 勤務歴 | 試験 | 論文 | 学会 | 症例報告 | 薬局薬剤師 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
救急医療 | 5年ごと | 病院・診療所勤務5年 (うち2年以上救急) |
取得時 | ー | 取得時1回以上 | 取得時 | 取得時:△ 更新時:○ |
救急認定薬剤師の詳細
認定団体:一般社団法人 日本臨床救急医学会
申請に必要な資格:
1.薬剤師の国家資格
2.薬剤師として5年以上の病院・診療所での実務経験、その期間中2年以上救急医療に従事
3.申請する時点で、日本臨床救急医学会の正会員を2年以上継続
4.以下の認定を持っていること
日本病院薬剤師会病院薬学認定薬剤師
日本病院薬剤師会生涯研修履修認定薬剤師(2022年度申請時まで有効)
日本医療薬学会認定薬剤師
薬剤師認定制度認証機構により認証された認定薬剤師