発売中のSGLT2阻害薬7製品をおさらい
2014年4月に国内初のSGLT2阻害薬「スーグラ錠」が発売されてちょうど1年。現在、国内には7製品のSGLT2阻害薬が発売されている。そんな中、15年4月15日にMSD株式会社とアステラス製薬株式会社は、MSDが国内で製造販売する選択的DPP-4阻害薬ジャヌビア錠(シタグリプチン)とSGLT2阻害薬スーグラ錠(イプラグリフロジン)の配合剤を国内で共同開発・販売することで基本合意したことを発表した。
海外ではすでにSGLT2阻害薬との配合剤が発売されており、今後国内でもスーグラ錠に引き続き、他のSGLT2阻害薬でも配合剤の発売が予想されている。ではここで、国内で発売されている7製品をここで整理をしておこう。
《発売中》
◆スーグラ錠(イプラグリフロジン)・2014年4月17日発売
アステラス製薬、寿製薬、MSD
◆フォーシガ錠(ダパグリフロジン)・2014年5月23日発売
ブリストル・マイヤーズ、アストラゼネカ、小野薬品工業
◆ルセフィ錠(ルセオグリフロジン)・2014年5月23日発売
大正富山医薬品、大正製薬、ノバルティスファーマ
◆アプルウェイ錠(トホグリフロジン)・2014年5月23日発売
サノフィ
◆デベルザ錠(トホグリフロジン)・2014年5月23日発売
興和、興和創薬
◆カナグル錠(カナグリフロジン)・2014年9月3日発売
田辺三菱製薬、第一三共
◆ジャディアンス錠(エンパグリフロジン)・2015年2月24日発売
日本ベーリンガーインゲルハイム、日本イーライリリー株式会社
※日本糖尿病学会発表はSGLT2阻害薬の適正使用に関する「Recommendation」を発表し、注意を呼びかけている。これらも参考に、SGLT2阻害薬の服用患者が重篤な副作用が起こらないよう、細心の注意を払ってほしい。
掲載内容は、記事公開時のものであり、現時点における最新情報ではない可能性があります。