1. 薬剤師トップ
  2. 薬剤師コラム・特集
  3. 臨床情報まるわかり!ファーマスタイル!
  4. 統合失調症の患者さんに必要な服薬支援とは?

臨床情報まるわかり!ファーマスタイル!

更新日: 2022年10月18日 薬剤師コラム編集部

統合失調症の患者さんに必要な服薬支援とは?

統合失調症の患者さんに必要な服薬支援とは?のメイン画像

全国の薬剤師へ専門性の高い最新の医薬情報を提供している月刊誌ファーマスタイル。そのWEB版がm3.comで閲覧できるようになりました。薬剤師なら押さえておきたい医療記事を毎月ピックアップしてご紹介します。

統合失調症を理解し、服薬指導ではなく服薬支援を

統合失調症の有病率は人口の約1%といわれ、日本には約80~90万人。再発率が高く、50%以上が2年以内、5年で80%が再発するという報告があり、再発の原因として妄想などの精神症状、病識の欠如、薬の副作用によるアドヒアランスの低下が挙げられています。

藤田医科大学病院精神科外来で患者さんの服薬指導も行う、名城大学薬学部教授の亀井浩行氏は、服薬アドヒアランスの低下は患者さん側の要因だけでなく医療者側の問題点として多剤大量処方の現状を指摘。

亀井氏は患者さんの意見を確認し、必要に応じて処方医への剤型変更の提案やメリット、デメリットを踏まえた持効性注射剤(Long Acting Injection:LAI)の活用を提案しています。また実際に開催した薬剤師対象のワークショップ内容についても言及。

服薬アドヒアランスを向上させるために、「SCAP法を用いた減薬・減量支援」や医療者と患者さんが一緒に考えて治療方針を決定していく「shared decision making(SDM)の実践」が大切であると説明しています。

続きは、是非下記の記事よりご確認ください。

統合失調症を理解し、服薬指導ではなく服薬支援をの画像 記事を読む

関連記事

統合失調症、早期LAI使用開始は有益か

経口抗精神病薬(OAP)と長時間作用型注射用抗精神病薬(LAIAPs)を比較した治療効果に関する話題です。患者の再発率や死亡リスクなどの研究結果が分かります。

第9回 賢い脳の作り方

2022年4月「Nature誌」に掲載された脳発達の包括的な成長曲線に関する論文を紹介しています。統合失調症の遺伝子型と年齢の関係性について専門家の視点で解説している情報です。

双極性障害の発症リスクに関与するCNVの特徴は「小規模な欠失」

精神疾患の発症リスクにおける研究成果を公表。双極性障害や自閉スぺクトラム症、統合失調症を比較したゲノム解析から、3疾患の遺伝要因の共通性と特異性について言及しています。

まとめ

ご紹介した記事の他にも、ファーマスタイルでは最新の医療情報を豊富にそろえています。服薬指導や処方監査など、気になるテーマの記事はこちらからご確認ください。

すべてのコラムを読むにはm3.com に会員登録(無料)が必要です

こちらもおすすめ

薬剤師コラム編集部の画像

薬剤師コラム編集部

「m3.com」薬剤師コラム編集部です。
m3.com薬剤師会員への意識調査まとめや、日本・世界で活躍する薬剤師へのインタビュー、地域医療に取り組む医療機関紹介など、薬剤師の仕事やキャリアに役立つ情報をお届けしています。

キーワード一覧

臨床情報まるわかり!ファーマスタイル!

この記事の関連記事

この記事に関連するクイズ

アクセス数ランキング

新着一覧

26万人以上の薬剤師が登録する日本最大級の医療従事者専用サイト。会員登録は【無料】です。

薬剤師がm3.comに登録するメリットの画像

m3.com会員としてログインする

m3.comすべてのサービス・機能をご利用いただくには、m3.com会員登録が必要です。

注目のキーワード

禁忌 服薬指導 業界動向 薬物療法 ファーマスタイル プロブレム 医療クイズ 選定療養 疾患・病態 副作用