社会復帰支援を行う「ワイズキャリア」の特徴は?
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障害のある方の社会復帰を支援する 企業の取り組み
障害者雇用は事業主に義務付けられており、従業員43.5人以上に対し障害者1人以上の雇用が必要となる制度です。しかし民間企業の法定雇用率は2.3%程度。そこで今回は重度障害者を雇用している株式会社ワイズキャリアを取材し、実際の社会復帰のサポ―トについてうかがいました。
2022年6月に設立された株式会社ワイズキャリアでは、グループ会社「ワイズ」が運営する脳血管疾患後遺症に特化した自費リハビリ施設「脳梗塞リハビリセンター」の利用者を中心に職業紹介をしています。再就職を望む方の約半数は50才以下ですが、残存している障害があることで再就職先がみつからず、社会復帰を断念しているのが現状です。
株式会社ワイズキャリアの特徴は、理学療法士など身体の専門家による面談や“障害の正確なアセスメント(評価・分析)”を経て、求人企業とのマッチングを行っていることです。さらに内定後3カ月間は求職者に対してオンラインでのサポートを実施。さらに業務に必要な身体の使い方やサポート機器の必要性の有無など、身体の専門家がアドバイスをすることで勤務の定着をサポートし長く働ける環境を整えています。
今後は障害があり求職活動をしている方々と障害者雇用を検討している企業の双方にとって互恵となるようなマッチングを通し、さらなる社会復帰を支援していきたいと考えています。
続きは、本記事よりご確認ください。
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