【症例から学ぶ】トレーシングレポートの運用
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薬剤師の臨床的な技能の向上を図る
昭和大学江東豊洲病院では、毎日決まった時間にTR担当の5名の薬剤師が、トレーシングレポート(TR)を確認するようにしており、同院薬剤部薬剤部長の柏原氏は、「担当者と時間を決めて取り組まなければ、TR対応は持ち越されてしまいます。」と、過去の経験を踏まえ、背景について説明。
また喜田氏は「ここ数年でみると年間平均350枚を超える枚数までにTRが増加している」と推移を示し、「薬剤部に担当者を置くことで、保険薬局側は病院に相談しやすくなり、『顔の見える関係づくり』に繋がる」として担当者配置の意義を伝えていました。
さらにTRの対象となる患者について、緑内障治療薬のプリモニジン点眼薬、ワルファリン、徐放剤のオキシコドンの事例を挙げ、「TRになる症例があまりない」と悩む薬剤師に対し、喜田氏は「保険薬局だからこそ見える患者さんの日常生活や身近な薬のリスクを探ってほしい」と話しています。
「症例カンファレンスの事例」については、本記事よりご確認ください。
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