5~11歳の子どもの新型コロナワクチンQ&A
子どもはどのワクチンを接種するの?
日本では、5~11歳の小児には「ファイザー社製のmRNA」ワクチンを接種します。3週間の間隔をあけて2回接種するのは、大人と同じです。もちろん、5~11歳の小児に対してもきちんとプラセボ対照の臨床試験(phaseⅡ/Ⅲ)が行われ1)、有効性と安全性が確認されているものです。
なお、5~11歳の小児が接種する有効成分の量は、成人の1/3(0.1mL)ですが、この量でも十分な効果が得られることが確認されています1)。また、小児用は成人用とは別の製剤のため、調整の際に間違われる心配もありません。
1) N Engl J Med . 2022 Jan 6;386(1):35-46.
ワクチンの有効性は?
オミクロン株の亜種ごとの細かな差についてはまだ明確になっていませんが、オミクロン株が流行した2022年1~4月のシンガポールで行われた調査では、5~11歳の小児で下記のようなデータが得られています2)。