薬剤師の気になるトピックをお届け!今月の特集

更新日: 2025年1月7日 児島 悠史

「ハイリスク加算」クイズ(初級編)~用法・用量や投与期間で見分けたい薬

「ハイリスク加算」クイズ(初級編)~用法・用量や投与期間で見分けたい薬のメイン画像

「特定薬剤管理指導加算1」は、“特に安全管理が必要な医薬品”として定められた医薬品を調剤し、これに関して必要な服薬指導を行った際に算定できる加算です。

俗に“ハイリスク加算”と呼ばれるこの加算は、算定できる薬・算定できない薬が明確に決められているほか、同じ薬であっても“使い方”や“処方目的”によっても算定の可否が変わることから、薬剤師にとっても判断に迷うことが多いものと思われます。

そこで今回は、この“ハイリスク加算”の算定可否をおさらいできるクイズを【初級】【中級】【上級】の3つ用意しました。第1回は、「用法・用量」と「投与期間」に注目した「初級編」です。

新年から新しい職場に変わった人、心機一転して頑張りたい人など、ぜひ挑戦してみてください。

Q、【初級No.1】エチゾラム錠

難易度☆☆☆☆

「特定薬剤管理指導加算1」を算定できる?できない?

(処方)
  【般】 エチゾラム錠0.5mg「EMEC」  1錠
      分1 就寝前       30日分


  • できない。

解説/初級No.1エチゾラム錠

解説 表示

Q、【初級No.2】 【般】 デュロキセチンカプセル

難易度★★☆☆☆

「特定薬剤管理指導加算1」を算定できる?できない?

(処方)
  【般】 デュロキセチンカプセル30mg「サワイ」  2Cap
      分1 朝食後            30日分

すべてのコラムを読むにはm3.com に会員登録(無料)が必要です

こちらもおすすめ

児島 悠史の画像

児島 悠史
こじま ゆうし

薬剤師 / 薬学修士 / 日本薬剤師会JPALS CL6。
2011年に京都薬科大学大学院を修了後、薬局薬剤師として活動。
「誤解や偏見から生まれる悲劇を、正しい情報提供と教育によって防ぎたい」という理念のもと、ブログ「お薬Q&A~Fizz Drug Information」やTwitter「@Fizz_DI」を使って科学的根拠に基づいた医療情報の発信・共有を行うほか、大学や薬剤師会の研修会の講演、メディア出演・監修、雑誌の連載などにも携わる。
主な著書「薬局ですぐに役立つ薬の比較と使い分け100(羊土社)」、「OTC医薬品の比較の比較と使い分け(羊土社)」。

キーワード一覧

薬剤師の気になるトピックをお届け!今月の特集

この記事の関連記事

この記事に関連するクイズ

アクセス数ランキング

新着一覧

26万人以上の薬剤師が登録する日本最大級の医療従事者専用サイト。会員登録は【無料】です。

薬剤師がm3.comに登録するメリットの画像

m3.com会員としてログインする

m3.comすべてのサービス・機能をご利用いただくには、m3.com会員登録が必要です。

注目のキーワード

医薬品情報・DI 調剤報酬改定 薬物療法・作用機序 服薬指導 ハイリスク薬 病院薬剤師 漢方 年収・待遇 医療クイズ 転職