ポリファーマシーへのエビデンス活用法
病院に約8年、調剤薬局に約5年、あわせて13年の薬剤師経験をお持ちの進藤まゆみ(仮名)さんに、「薬剤師専用e-ラーニング<m3ラーニング>」を体験いただきました。
今回の講座
『みんなで考えるポリファーマシー』
近年、注目されるようになったポリファーマシー。エビデンスを活用した処方薬の評価やそれに伴う処方提案は多職種連携の中で薬剤師に期待されている職能の最たるものです。
講座で学べること
・高齢者に対する薬物治療での問題点について学ぶことができる
・ポリファーマシーをめぐる問題点や関連事項を理解できるようになる
・臨床研究結果を理解しエビデンスとして活用できるようになる
・処方薬の適切性について評価できるようになる
・処方提案のコツがわかるようになる
受講をおすすめしたい薬剤師イメージ
・高齢患者の多い病院・薬局に勤務する薬剤師
・ポリファーマシー解消に貢献したい薬剤師
・臨床研究結果の読解に苦手意識のある薬剤師
・「服用薬剤調整支援料」「薬剤総合評価調整加算」などの算定に取り組んでいる薬剤師
講座の内容
第1部:高齢者薬物療法の基本的な考え方
高齢患者にその処方薬は本当に必要なのか?その評価を行うために必要なエビデンスとなる臨床研究の見かたについて復習します。
・加齢とともに変化していく薬の役割(予防的薬剤、対症的薬剤)
・残された余命に対するベネフィットの評価(EBMのための5ステップ)
・臨床研究の研究デザインとその特徴(内的妥当性、外的妥当性)
ランダム化比較試験
コホート研究(前向き、後ろ向き)
症例対照研究
メタ分析(システマティックレビュー)
・研究結果の見かた
相対指標と絶対指標
NNTの算出とその意味
95%信頼区間とは?
統計学的仮説検定とP値
「真のアウトカム」の見極め
第2部:高齢者のポリファーマシー その考え方、向き合い方(基礎編)
実際の臨床研究結果よりポリファーマシーをめぐる問題への理解を深め、処方薬の適切性を評価するための方法について学びます。
・“クスリのリスク”と処方カスケード
・服用方法の複雑性の定量化(MRCI)
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