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薬剤師のための転職・求人コラム

更新日: 2026年6月7日 薬剤師コラム編集部

薬剤師は失業手当がもらえない?退職後に失業手当をもらう人が少ない理由

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薬剤師は一般的に見て転職回数が多いほうですが、仕事を辞めた知り合いが失業手当をもらっているという話を耳にすることはあまりないかもしれません。

ここでは、薬剤師ならではの失業手当との関係について掘り下げていきます。転職活動を始める前に、ぜひ確認しておいてください。

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薬剤師でも失業手当はもらえる

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結論から言うと、薬剤師でも仕事を辞めた際に失業手当は受け取れます。
薬剤師であっても、雇用保険に加入していれば、他の職種と同様に「失業手当(雇用保険の基本手当)」の対象です。

ただし、受給には以下のような条件があります。

  • 雇用保険に12か月以上加入している
  • 再就職の意思があり、積極的に求職活動をしている
  • ハローワークに求職の申し込みをしている
  • 働ける状態にあるのに働いていない

つまり、「出産後しばらく育児に専念する予定」「今後は仕事をするつもりがない」などという場合は、給付の対象になりません。
一方で、「しばらく休んでから再就職したい」「体調を整えてから再び働きたい」と考えている場合は、きちんと条件を満たせば受給可能です。

参考:離職されたみなさまへ /厚生労働省

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失業手当をもらう薬剤師が少ない理由

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このように、薬剤師も普通に働いていれば受給条件を満たしているので、失業手当をもらうことはできます。
しかし、実際に失業手当を受給する薬剤師は多くはありません。

まわりを見ても、ハローワークには行かずに、次の職場を決めてから転職する薬剤師が一般的だったのではないでしょうか。
薬剤師は失業手当を受け取れるにもかかわらず、実際にはあまり申請しない。
一見、損をしているように見えるその行動の理由を掘り下げてみましょう。

求人倍率が高く、再就職しやすい

厚生労働省のデータによると、薬剤師の令和6年度の有効求人倍率は3.57です。他職種と比べても非常に高水準です。

出典:
薬剤師 – 職業詳細 :職業情報提供サイト(job tag) /厚生労働省

そのため、仕事を辞めてもすぐ次が見つかるケースが多く、失業状態が短い傾向にあります。
結果として、失業手当を受け取る前に再就職が決まってしまう人も少なくありません

次の職場を決めてから仕事を辞める人が多い

多くの人は、辞める前にすでに転職活動を始めています。
「ブランクを作りたくない」「履歴書に“無職期間”を残したくない」という意識が強いことがその理由です。

また、一般職の場合は、一度仕事を辞めると新卒で就職した会社よりよいところに転職するのは難しい面がありますが、薬剤師はキャリアアップ、給与アップを伴う転職が可能です。

そのため、「いまよりも条件のよい職場が見つかったら転職しよう」と考えて働きながら転職活動を始めて、希望通りの転職先が見つかったときに新しい職場に移る人が多いのです
この場合は、失業状態が発生しないため失業手当の対象外となります。

ハローワークではなく転職エージェントを利用する人が多い

失業手当を受給するためには、必ずハローワークを利用して手続きをしなければなりません。
このあと詳しく説明しますが、ハローワークでの手続きにはいろいろと細かい規定が多く、時間的にも労力の面でも負担が大きくなっています。

また、本当に条件のよい薬剤師の求人は、ハローワークには出ていないのが実情です。

では、条件のよい求人がどこにあるかというと、転職エージェントということになります。
転職活動をする薬剤師へのサポートも、薬剤師専門の転職エージェントのほうが手厚くなっています。

そのため、現在の薬剤師の転職は、転職エージェント経由で進めるケースが主流です
ハローワーク経由の求職活動をしていないため、そもそも失業手当の制度に触れる機会がないのです。

キャリアのブランクを避けたいという意識が高い

薬剤師は転職の際にも、「これまでずっと働いてきたのだから少しゆっくりしよう」と思うよりも、「できるだけブランクを作りたくない」と考えて行動する人が多いようです。
薬剤師が転職でブランクを気にする理由としては、 まず薬の知識や仕事の進め方がすぐに変わってしまうことがあげられます。

医療の世界の変化は早く、新薬がどんどん出るうえ、調剤報酬が2年ごとに改定されるため、仕事をするうえでの注意すべきポイントや算定ルールも少しずつ変化します。

長く現場を離れると現場で対応できなくなるのではないかと不安になる薬剤師も多いのです。

採用する側にも即戦力を求める傾向があります。
薬剤師は人手不足なので、ブランクがあっても再就職できないということはありませんが、やはり現在の医療状況にすぐ対応できる人のほうが有利であるとはいえるでしょう。

また、薬剤師は高収入です。働かない間に失う収入のことを考えると、ブランクが長くなるのはもったいないと考えてしまいます。

このような理由から、薬剤師はブランクを作らずにすぐに次の職場を探す傾向が強いのです。

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失業手当を受けるには

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このように薬剤師にはあまりなじみのない失業手当ですが、どのように手続きをして、どのくらいの金額を受け取れるのでしょうか。
ここでは失業保険の基本について紹介します。

失業保険とは

失業保険とは、仕事を失った人が次の職を見つけるまでの生活を支えるための、雇用保険による制度です。原則としてハローワークで手続きをすることになります。

正社員だけでなく、パートなどで雇用保険に加入していて、一定の条件を満たしていれば「失業手当(基本手当)」を受け取ることができます。

参考:基本手当について /ハローワーク

失業手当の金額は?

失業手当は日額で計算されます。

基本手当日額の計算方法は以下の通りです。

(離職前6か月の給与の総支給額の合計÷180)×給付率

給付率は、離職時の年齢、賃金により、45%~80%になります。

失業手当の給付日数は、自己都合退職か、会社都合退職といった離職理由・被保険者期間・年齢によって異なります。

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まとめ

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ここまでみてきたように、薬剤師も雇用保険に加入して条件を満たしていれば、失業手当を受け取ることができます。
ただ、求人が多く再就職しやすい環境にあるため、実際に受給する人は少ないのが現状です。

退職するのだから少しゆっくりしたいと考える方もいるでしょう。もし退職を検討しているなら、失業手当をもらうほうがいいのか、すぐに再就職するほうがお得なのかを確認してみましょう。せっかくの薬剤師免許を活かせる転職、上手に使ってくださいね。

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薬剤師コラム編集部

「m3.com」薬剤師コラム編集部です。
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