薬歴ビフォーアフター~薬歴の悩み、解決します~

更新日: 2021年10月21日 岡村 祐聡

第40回 漢方薬の「食前」の薬が飲めないと訴える患者さん

第40回 漢方薬の「食前」の薬が飲めないと訴える患者さんのメイン画像1
お悩み

服薬指導の際、「食前の薬が飲めない」と患者さんから伝えられました。このような場合はどう指導し、どのような薬歴にするべきでしょうか?

まずは症例から見ていきます。

(症例)
65歳女性。半年ほど前からアレルギー発症。その時はビラノア、アラミストを使用していた。翌月に風邪をひいてから鼻声が治らず、漢方を試すことに。


〈処方〉
Rp. 葛根湯加川芎辛夷 顆粒 1回1包 1日3回 毎食前    14日分

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岡村 祐聡
おかむら まさとし

有限会社服薬ケア研究所所長。明治薬科大学薬学部薬剤学科卒業。
都内調剤薬局や調剤薬局チェーンの教育担当管理職を経て、1997年に『服薬ケア研究所』を設立。
「服薬ケア」理論を各地で提唱し続け、全国各地で開催される研修会や服薬セミナーなどでも精力的な活動を行っている。 2002年に設立した「服薬ケア研究所」は、2021年に「一般社団法人服薬ケア医療学会」へと組織変更。理事長へと就任。薬剤師の医療の向上のため活動を続けている。

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