薬歴ビフォーアフター~薬歴の悩み、解決します~

更新日: 2021年11月18日 岡村 祐聡

第41回 アレルギーの薬を処方された6歳の男児

第41回 アレルギーの薬を処方された6歳の男児のメイン画像1
お悩み

6歳の男児の患者さんにアレルギーの薬が処方されています。患者さんが子どもの場合、どのような点に注意して薬歴を書けばよいでしょうか。また、服薬指導は、お子さん本人、もしくは親御さんのどちらにするべきでしょうか?アドバイスをお願いします。

最初に症例を見てみましょう。

(症例)
6歳男性。以前検査で、ねこ、スギ、ハウスダスト、ダニがアレルゲンと判明。今回約半年ぶりに症状が出て受診。


〈処方〉
アレロック顆粒0.5%[オロパタジン]  1g  2× 朝食後 寝る前
キプレスチュアブル錠5mg[モンテルカスト] 1錠 1× 寝る前 30日分
アレジオンLX点眼液[エピナスチン] 5ml 1日2回 両目

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岡村 祐聡
おかむら まさとし

有限会社服薬ケア研究所所長。明治薬科大学薬学部薬剤学科卒業。
都内調剤薬局や調剤薬局チェーンの教育担当管理職を経て、1997年に『服薬ケア研究所』を設立。
「服薬ケア」理論を各地で提唱し続け、全国各地で開催される研修会や服薬セミナーなどでも精力的な活動を行っている。 2002年に設立した「服薬ケア研究所」は、2021年に「一般社団法人服薬ケア医療学会」へと組織変更。理事長へと就任。薬剤師の医療の向上のため活動を続けている。

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