透析患者の薬歴の書き方に注意点はありますか?
透析の患者さんです。よくお話はできていると思います。薬歴の書き方に、なにか改善点・注意点はあるでしょうか?
(症例)
62歳 男性 週3回透析。今日は定期処方
〈処方〉
ニフェジピンCR錠40mg | ||||
カルベジロール錠10mg | ||||
アジルサルタン錠20mg | ||||
ドキサゾシン錠2mg | 1日2回 | 1回1錠 | 朝夕食後服用 | 14日分 |
フロセミド錠40mg | ||||
エゼチミブ錠10mg | 1日1回 | 1回1錠 | 朝食後服用 | 14日分 |
アルドメット錠250 | 1日1回 | 1回1錠 | 夕食後服用 | 14日分 |
沈降炭酸カルシウム錠500mg | ||||
炭酸ランタンOD錠250mg | 1日3回 | 1回2錠 | 朝昼夕食直後服用 | 14日分 |
リオナ錠250mg | 1日3回 | 1回1錠 | 朝昼夕食直後服用 | 14日分 |
カリメート経口液 20% [25g] | 1日2回 | 1回1包 | 昼夕食後服用 | 14日分 |
ニフェジピンCR錠40mg
カルベジロール錠10mg
アジルサルタン錠20mg
ドキサゾシン錠2mg 1日2回
1回1錠 朝夕食後服用 14日分
フロセミド錠40mg
エゼチミブ錠10mg 1日1回
1回1錠 朝食後服用 14日分
アルドメット錠250 1日1回
1回1錠 夕食後服用 14日分
沈降炭酸カルシウム錠500mg
炭酸ランタンOD錠250mg 1日3回
1回2錠 朝昼夕食直後服用 14日分
リオナ錠250mg 1日3回
1回1錠 朝昼夕食直後服用 14日分
カリメート経口液 20% [25g] 1日2回
1回1包 昼夕食後服用 14日分
薬歴Before
S) |
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O) |
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A) | 3カ月前に入院・OPE。その後すぐにCOVID-19罹患、ラゲブリオSE(吐き気)もあり、DWや食事の調節が厳しい状態だった。⇒体調戻ってきたので、これから調節していくと思われる。 |
EP) | BP高い状態が続くようなら、定期薬前に再度Dr.に降圧剤について相談してみては? |
OP) |
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話はよく聞けていて薬歴を書くための指標・情報量が多い
ご本人もおっしゃっていたように、患者さんからしっかりとお話を聞けているようで、情報量は多いですね。検査値や、DW、心胸比など、医師が病状を確認する指標をいろいろお聞きしています。それは素晴らしいと思います。
惜しむらくは、患者さんが現状についてどんな認識を持っているのか、今どんな気持ちでいるのかなどの情報があると良いですね。医師が判断すべきことと、薬剤師が判断すべきことを踏まえると、病状については全般的に医師が判断すべきことですので、薬剤師としてできることとしては、患者さんの心情へのフォローの方が大切だからです。しかし、病状を把握しておくことは大切なことなので、今後も信頼関係をさらに深めつつ、病状の確認はしていってください。
透析患者さんの服薬指導の注意点
以下は透析の患者さんの服薬指導の注意点です。