人が日常生活の中で実感し得る薬の効果は、薬理学や病態生理学などの学問的知識と小さくないギャップがある。人は学問的な合理性というよりはむしろ、感情的な非合理性の中で生活を営んでいるからだ。ある人にはよく効いた薬であっても、それが自分にとってよく効く薬とは限らない。この連載では、薬の対極にあると思われがちな「プラセボ」を足掛かりに薬剤効果の多様性、あるいは多因子性について論じてみたい。
リアルな「事例」をベースに、事例の問題を解決するために、論文検索のノウハウをご紹介するシリーズです。論文検索を得意とする薬剤師と新人薬剤師がどんな風に検索したら知りたい情報にアクセスができるのかを会話形式で展開していきます。論文検索をもっと身近に気軽に体験できるような記事となっています。