- HMG-CoA還元酵素阻害薬(スタチン系薬剤)
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フィブラート系薬剤
└フェノフィブラート
└パルモディア(ぺマフィブラート) -
その他の併用注意薬・関連薬剤
└ST合剤(サルファ剤 / スルファメトキサゾール・トリメトプリム配合剤)
└利尿薬
└RAS阻害薬(ACE阻害薬 / ARB)
脂質異常症治療では、LDL-C低下による心血管イベント予防が重要である一方、副作用への適切な対応も欠かせません。
しかし実臨床では、「検査値異常=即中止」と単純に判断されるわけではありません。症状の有無や程度、患者背景、経時的変化などを総合的に評価することが重要です。
本稿では、脂質異常症治療薬の副作用マネジメントについて、客観的指標も交えながら解説します。
「横紋筋融解症」などスタチン関連筋症状(SAMS)の評価とCK値の読み方
脂質異常症治療薬の副作用として、まず重要なのが「スタチン」関連筋障害(SAMS:statin-associated muscle symptoms)です。筋痛、筋力低下、脱力感などが代表的な症状であり、重症化すると横紋筋融解症に至ることがあります。
筋障害評価ではCK(クレアチンキナーゼ)値が重要ですが、CK値のみで判断しないことがポイントです。
国内の「スタチン不耐に関する診療指針2018」2)では、CK値と筋症状の組み合わせから重症度を4段階に分類し、経過観察から休薬・専門医紹介までの対応が示されています。
【図表1】「スタチン」投与時の筋障害(SAMS)の評価と考え方
| 段階 | CK値上昇と筋症状 | 筋障害の考え方・対応例 |
| 第1段階 | 軽度CK値上昇のみ | 症状が乏しければ経過観察 |
| 第2段階 | CK値上昇または筋症状のいずれかを認める | 症状や経過を確認しながら慎重に継続可否を判断 |
| 第3段階 | CK値上昇と筋症状を併せて認める、 または著明なCK上昇を認める | 薬剤との関連を考慮し、休薬や薬剤変更を検討 |
| 第4段階 | 著明なCK値上昇に加え筋症状を伴う | 横紋筋融解症を疑い、速やかな対応が必要 |
※スタチン不耐に関する診療指針2018を参考に筆者作成
※軽度CK値上昇の目安:基準値上限(ULN)の4倍未満、著明なCK値上昇の目安:10倍以上。4~10倍では筋症状の有無も含めて評価する。
ただし、CK値正常でも筋症状を訴える例はあり、「CK値が正常だからスタチン関連筋症状を否定できる」というわけではありません。逆に、激しい運動後や脱水、感染症などでもCK値は上昇するため、患者背景を確認しながら総合的に評価することが重要です。