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薬剤師が知っておきたい!内科疾患の事例検討

更新日: 2019年4月23日 近畿国立病院生涯教育センター

シリーズ2

糖尿病のリスク要因への理解 : 解答編

チーム医療の実践に関する知識を修得することで、臨床薬剤師の資質向上を目指します。事例検討を通して、治療、副作用マネジメント、チーム医療での薬剤師の関わりについて、様々な疾患を検討する連載コラムです。示された患者情報から後に続くQuestionを考えてみましょう。

A.血圧管理:オルメテック(ARB)の増量、Ca拮抗薬や利尿薬の追加
高脂血症管理:スタチン系薬剤の導入

糖尿病患者では、血糖値をコントロールするとともに、動脈硬化性疾患のリスク因子である高血圧や高脂血症の管理も重要です。

  • 血圧:入院中の血圧は157/62mmHGと高値。糖尿病の患者は血圧を130/80mmHg以下にするように推奨されているので、もともと服用しているオルメテック(ARB)を増量するか、Ca拮抗薬や利尿薬の追加が必要です。
  • 高脂血症:LDLコレステロール値の目標は120mg/dl以下ですが、150mg/dlと基準値を超えています。スタチン系薬剤の導入が必要です。

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近畿国立病院生涯教育センター
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近畿国立病院生涯教育センター(KLEC:Kinki National Hospital Lifelong Education Center)とは、近畿国立病院薬剤師会を母体とし、薬剤師認定制度認証機構(CPC)のプロバイダー(G22)として薬剤師の認定薬剤師研修制度を実施する機関です。
外来がん治療認定薬剤師、緩和薬物療法認定薬剤師、日本糖尿病療養指導士、その他団体での認定・専門薬剤師資格取得に繋がります。また、保険薬局の薬剤師であれば、かかりつけ薬剤師の取得条件になります。

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