「高齢患者へのSU薬やビグアナイド薬の使用」について専門医が回答
処方箋や投薬に関する薬剤師の疑問のうち、疑義照会で解決しづらいものについて、m3.com医師会員<エキスパート>からの回答を掲載します。
Q. 高齢の患者へのSU薬やビグアナイド薬の使用について
80代・90代の方にSU薬やビグアナイド薬を調剤することに、毎回抵抗を感じています。検査値は正常ですし、服薬指導時には食事量や低血糖症状の有無も確認していますが、それでも不安が残ります。
一般的に高齢者では非推奨とされる薬剤でも、状態が安定している場合には、そのまま継続するのが適切と考えてよろしいのでしょうか。
7名の「内科」「循環器科」医師の回答を紹介します。
医師回答のまとめ
高齢者でも状態が安定し、長期使用で問題がなければ継続可能なケースもあります。ただし脱水や腎不全、低血糖等に注意が必要です。状況に応じて減量やグリニド等への切替を検討するのが望ましいでしょう。
内科・一般内科先生の回答
患者が長期にSU薬やビグアナイド薬を使用しており、かつ問題となる事象が起こっていないのであれば、定期的な状況確認を行いつつ継続してよいかと思います。ただし、高齢患者は体内の水分含有量が年々減ってくるため、漠然と継続せず、脱水症から低血糖や乳酸アシドーシスの発症リスクが経時的に上昇することは、あらかじめ本人・家族に理解してもらう必要があります。
60代/一般病院/内科・一般内科
内科先生の回答
かなり前からの継続であれば、構わないと考えます。
70代/無床診療所/内科