「うつ病患者に対する補助療法と社会復帰支援」について精神科医が回答
処方箋や投薬に関する薬剤師の疑問のうち、疑義照会で解決しづらいものについて、m3.com医師会員<エキスパート>からの回答を掲載します。
Q. うつ病患者に対する補助療法と社会復帰支援について
8うつ病の患者さんの社会復帰のために、薬以外にも補助的に取り入れている療法はありますか。また、社会復帰させるタイミングや目安はあるのでしょうか。 薬剤師として勤務歴はかなり長いのですが、今のところ復帰した方や寛解の兆しがある方に出会ったことがありません。先生方の判断の基準などをご教示いただけますと幸いです。 40代/薬局勤務
9名の「精神科」医師の回答を紹介します。
医師回答のまとめ
社会復帰のためには、認知行動療法やリワークプログラム、生活リズム調整などを併用することが多いです。復職は症状の消失だけでなく、睡眠・活動性・就労意欲の安定や、一定の仕事負荷に耐えられるかなども目安に、段階的に進めていきます。
精神科先生の回答
社会復帰という観点ではまずは規則正しい生活リズムの構築が優先と考えます。その後に社会復帰という観点ではソーシャルスキルトレーニングや認知行動療法の要素を外来診療で取り入れます(場合によってはデイケアプログラムに参加)。
社会復帰のタイミングとしては生活リズム確保+多少の仕事負荷へ耐えられるかを指標にしています。
40代/一般病院/精神科
精神科先生の回答
ある程度病状が回復すれば、リワークプログラムを導入します。実際に仕事する時間に合わせた生活やPC作業などを組み入れた活動など、復帰後の生活をイメージ出来る活動で心身を慣らしていくプログラムを受けてもらいます。
自治体が行っているものもあるようなので、通える範囲で勧めてみられてはどうでしょうか。それで自信がつけば、復職プログラムを職場の人事や上司と相談し、まずは半日を数日、午後3時までは数日など、段階的に戻って行く形で復帰に繋げていければと思います。
60代/精神科病院/精神科