自尊心は崩壊寸前… それでも働くママ薬剤師
このコーナーでは、m3.com薬剤師会員の皆さまに投稿いただいたコラムを紹介します。
今回のテーマは【子育てをしながら薬剤師として働くママ薬剤師の日常】です。
ワンオペ年子育児と寝落ちする毎日
なす・女性(北海道)
年中女子、年少男子の年子ママです。産休育休を2年半取り、時短で復帰しました。
夫が単身赴任中のため、朝5時半起床、8時に保育園に送り届けて、5時まで勤務、5時半お迎え、8時に寝かしつけしながら寝落ちする毎日です。
疲労、ストレス、体調不良、自己嫌悪…
本来は4時までの勤務ですが、夕方から処方せんが混み合うので毎日1時間残業しています。
復帰当初は朝からダブルオムツ替え、出勤前の吐き戻しや鼻血、おねしょ、急な発熱での呼び出し…毎日イライラしていました。
夫の協力が得られないワンオペ年子育児はストレスが溜まり、帯状疱疹や咳喘息など体調不良が続いていました。
仕事は育休中に忘れてしまって、ほぼゼロからのスタート。年下の先輩に注意されながらの仕事で自尊心も崩壊寸前でした。
また日曜も主人不在が多いなか、認定薬剤師の外部講習の単位がキツく、講習のたびに実母に飛行機で半日かけて来て貰い、託児をお願いしていました。
いまはこども食堂の活用で晩ご飯作りから解放されていますが、ひどい時は毎晩冷凍うどんで、仕事も家事も育児もすべて中途半端な気がして「何で働いているのかな?辞めた方が良いんじゃないかな」と、自問自答する毎日でした。
「がんばってよかった」と思えるように
現在3年目ですが、仕事にも慣れ、新人指導も担当し、やりがいを感じています。
子どもたちも保育園で日々成長しており、家庭教育ではできなかったことを見るたび「この認可保育園に入れるために働いているんだ」という気持ちになります。
子どもがピアノを習いたいと言っているので、忙しいなか、いかに定時に仕事を切り上げるかが今後の課題です。
※本コンテンツは、薬剤師会員からお寄せいただいたエピソードをもとに編集・作成しています。