患者さんへの対応と仕事効率を重視|薬剤師の白衣の中身
小雨のふる中、大森駅の改札で声をかけてくださったのは、流行りのニュアンスブルーのトップスをカジュアルに着こなしている服部さん。大人の落ち着きと、笑顔が印象的です。
元大手薬局の若手指導を担当され、今は調剤薬局に在籍。「薬局に行くと、薬剤師さんの所作がすごく気になってしまうんです」と語る服部さん。朗らかな印象とは別に、仕事には厳しい一面をのぞかせる彼女の白衣の中身を見せていただきました。
メモ帳と付箋を使い分け
柴犬の付箋をはさんだ服部さんのメモ帳(私物)
メモ帳はリングタイプで、メモにミシン目が入っている物でした。選ぶ時のポイントは、酷使に耐えられる、プラスティックなどの表紙が使われていること。ミシン目タイプは患者さんへお渡しするときのためだろうと思ったら、今回の物がたまたまミシン目だっただけで、患者さんへお渡しするメモは必ず付箋を利用するのだとか。「メモ帳は毎日ポケットなどから出し入れして、どうしても角などが汚れてくるので、やはりきれいなものを患者さんへお渡しするよう心がけています」と、細かい気遣いを感じさせられました。
キャップレス印鑑でタイムロスを減らす
印鑑上部に柴犬シールでマーキング(私物)
薬剤師必須の印鑑は、キャップレスでパパッと押せるタイプを愛用中。押すときにキャップを外したりつけたり、といったほんの少しのタイムロスも塵も積もれば……ですし、キャップを無くすといった精神的ストレスもないといいことづくめのアイテム。立てた時に見える印鑑の上面には、大好きな柴犬のシールを貼って見つけやすい工夫も! 柴犬好きな服部さんの可愛らしい一面が伝わりました。
筆記用具はミニマムに
選び抜かれたミニマムな3本(すべて私物)
ついつい多くなりがちなペン類は必要最小限のみ。箱書きなどに必須の“油性ペン”、処方箋用の消せるペン“フリクション”、赤黒2色の多機能ペン“ジェットストリーム”というラインナップです。「高価な物をプレゼントされたりする事もあるのですが、やはり仕事に使うには書きやすさが重要なので、数えきれないくらいリピート買いしているのがジェットストリームです!」と、熱く語る服部さんにジェットストリームへのこだわりと愛を感じました。
パソコン作業でのドライアイ対策
業務中の疲れ目に欠かせないマイティアCL(私物)
業務中は意外とパソコン作業や薬品機器などの小さな画面を見たり、細かい作業も多く、午後には目が疲れてきてしまうので、欠かさず持っているとのこと。「一番刺激が強いこちらの製品を愛用しています」とおっしゃるので理由を伺うと、恥ずかしそうに「どうしても眠気に襲われた時に、スーッとする刺激がとても有効なんです」と、嬉しい副次的効果をこっそり教えてくれました。
落としても、壊れても、気にならないメガネ
お値段以上!? 100円ショップのメガネ
“まだまだ、そんなはずはない!”と、思っていたのですが……と前置きしながら取り出されたのは老眼鏡でした。お店でなんとなく掛けてみたら“こっ、こんなに見えるんだ!!”と「気持ちと身体のギャップにショックを受けました」とステキな笑顔を見せる服部さん。これだけ違うと仕事にも影響があるはず、でも落ちても壊れてもショックが無い100円ショップで購入したと語る姿に、どこまでも仕事に対して真摯な姿を垣間見ました。
万能で100円! 目玉クリップ
100円ショップで購入した目玉クリップ(私物)
クリップ類を持っている薬剤師さんは多いと思いますが、服部さんのはこちら。
金属製だと分包紙やPTPシートを傷つけてしまうことがあるし、洗濯ばさみだと患者さんから見たときにあまり良いイメージじゃないかなと……と、細かい気づかいが垣間見えます。100円ショップで購入したという鮮やかなブルーの目玉クリップは「一包化の監査時に話しかけられた時に印でつけておいたり、コンタミの印として挟んだり、患者様に返す大事な書類(保険証や医療証など)をわかりやすいように挟んでおくんです」と業務中で大活躍する万能クリップでした。
仕事に対しての姿勢が、アイテムのチョイス理由や白衣の中身にも反映されていました。今回は蒲田近辺にある処方薬局で働く薬剤師の服部さんの白衣の中身を拝見しました。
白衣の中身を見せてくださる方
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