薬剤師の盲点!?「半錠」にできる薬とできない薬

更新日: 2026年7月7日 児島 悠史

1分解説!ADHD治療薬・インチュニブ錠を半錠したときの本当のリスク

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☞この記事に登場する主な薬剤
  • インチュニブ錠、エスタリック錠、メチルドパ

☞この記事でわかること
  • 「インチュニブ錠(グアンファシン)」は、半錠や分割、粉砕ができるかどうか
  • 「インチュニブ錠(グアンファシン)」を“半錠”にするとどんなことが起こるか

「インチュニブ錠(グアンファシン)」は、半錠 (分割・粉砕)にして良いか?

「インチュニブ錠(グアンファシン)」は、ADHD治療に用いられる「グアンファシン」製剤です。錠剤に割線(かっせん)はついていませんが、小児の場合は体重によって細かく用量調節する必要があること、また患者さんやその家族が“自己判断”で用量調節をしようとするケースも多いことから、“半錠”に割ろうとされる機会の多い薬です。

しかし、「インチュニブ錠」は有効成分がゆっくりと溶け出す徐放製剤(じょほうせいせいざい)のため、半分に割ることは避ける必要があります1)。商品名には「CR」や「R」などの表記もないため、一見すると普通錠のように見えますが、粉砕だけでなく“割る”ことも避けるよう、添付文書には明確に注意書きがされています。

※インチュニブ錠 添付文書の記載

“本剤は徐放性製剤であるため、割ったり、砕いたり、すりつぶしたりしないで、そのままかまずに服用するよう指導すること”

「インチュニブ錠」を半錠・分割にするとどんなことが起こるか

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児島 悠史
こじま ゆうし

薬剤師 / 薬学修士 / 日本薬剤師会JPALS CL6。
2011年に京都薬科大学大学院を修了後、薬局薬剤師として活動。
「誤解や偏見から生まれる悲劇を、正しい情報提供と教育によって防ぎたい」という理念のもと、ブログ「お薬Q&A~Fizz Drug Information」やTwitter「@Fizz_DI」を使って科学的根拠に基づいた医療情報の発信・共有を行うほか、大学や薬剤師会の研修会の講演、メディア出演・監修、雑誌の連載などにも携わる。
主な著書「薬局ですぐに役立つ薬の比較と使い分け100(羊土社)」、「OTC医薬品の比較と使い分け(羊土社)」。

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