「クラリスロマイシンとの相互作用」ヒヤリ・ハット事例
病院・薬局で日々発生するヒヤリ・ハットは、放置して積み重なると大きな事故につながりかねません。患者さんへ安全な医療を提供するためにも、ヒヤリ・ハット事例を共有し、疑義照会や服薬指導に役立てられるよう、薬剤師さんの視点で丁寧に解説していきます。
事例
対象の薬 | ジエノゲスト錠1mg「モチダ」 |
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医師の指示 | クラリスロマイシン錠200mg「MEEK」 |
事例の詳細
耳鼻咽喉科からのクラリスロマイシン錠200mg「MEEK」の処方箋を受け付けました。患者さんからの聴き取りの際に、婦人科から処方されているジエノゲスト錠1mg「モチダ」を服用していることがわかりました。
ジエノゲスト錠1mgはクラリスロマイシンとの併用により血中濃度が上昇するおそれがあることから、処方医に疑義照会を行いました。その結果、クラリスロマイシン錠200mg「MEEK」が削除となり、気道潤滑去痰剤が追加されました。