「マイアロン軟膏の配合変化」ヒヤリ・ハット事例
病院・薬局で日々発生するヒヤリ・ハットは、放置して積み重なると大きな事故につながりかねません。患者さんへ安全な医療を提供するためにも、ヒヤリ・ハット事例を共有し、疑義照会や服薬指導に役立てられるよう、薬剤師さんの視点で丁寧に解説していきます。
事例
対象の薬 | マイアロン軟膏0.05%(現在の販売名:クロベタゾールプロピオン酸エステル軟膏0.05%「MYK」) |
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医師の指示 | マイアロン軟膏0.05%とオキサロール軟膏25µg/g の混合 |
事例の詳細
マイアロン軟膏0.05%(現在の販売名はクロベタゾールプロピオン酸エステル軟膏0.05%「MYK」)とオキサロール軟膏25µg/gが混合の指示で処方されました。
薬剤師が基剤や主成分を確認し混合の適否を検討したところ、両剤の混合により含量が低下する可能性が高いという情報を入手しました。
処方医に連絡し、マイアロン軟膏0.05%をデルモベート軟膏0.05%へ変更することを提案した結果、変更となりました。