「サインバルタカプセル」の重複処方 ヒヤリハット事例
「サインバルタカプセル」が削除となったヒヤリハット事例を取り上げます。今回の事例では、サインバルタが整形外科と精神科から重複処方されました。このように、複数科からの処方が考えられる薬剤は薬局内で共有することが重要。今回は共有方法も合わせて紹介します。
事例
対象の薬 | サインバルタカプセル20mg |
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医師の指示 | サインバルタカプセル20mg 1回1カプセル1日1回朝食後14日分 |
事例の詳細
整形外科からサインバルタカプセル20mg 1カプセルと、タリージェ錠、ノイロトロピン錠が処方された。
薬剤服用歴を確認したところ、精神科からデュロキセチンカプセル20mg「日新」3カプセルが処方されていたことが判明。
整形外科の処方医に疑義紹介を行った結果、サインバルタカプセル20mgは削除となった。
薬剤師の対応
Point 1
整形外科のサインバルタカプセル20mgの処方箋を応需した。
Point 2
薬剤服用歴で精神科から処方されたデュロキセチンカプセル20mg「日新」の調剤歴を確認した。
Point 3
整形外科医に疑義照会を行いサインバルタカプセル20mgは削除になった。